第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-072/285page
地域に比較して著しい鈍化
状況を示している。
いわき地域においては,
昭和42年度における生徒数
の減少の進行が緩慢で,そ
の後における生徒数の減少
傾向もゆるい鈍化状況を示
している。
南会津地域においては,
県北,いわきの各地域に次
いで生徒数の減少傾向が鈍
化している。
しかし,県中,県南,会
津,相双の各地域にあって
は,生徒数の減少傾向がい
まだ鈍化状況を示していない(図
2−3−3)。
従って,今後は,近い将来にお
いて生徒数が横ばいとなる地域と,
生徒数の減少が当分の間続く地域
に対する教育諸条件の整備方策に
ついて検討する必要があろう。
図2−3−2 地域別生徒数の推移
注:「学校統計要覧」(昭41〜昭51)による。
図2−3−3 前年度生徒数に対する減少生徒数の割合
注:n年度の割合は{(n−三年度の生徒数)−(n年度の生徒数)}
÷(n−1年度の生徒数)×100による。
(3) へき地の生徒数
へき地指定地域の1級から5級
までの生徒数の状況をその合計か
らみると,昭和41年度において,
6,872人であったものが,「へき地
教育振興法施行規則の一部改正」
(昭47)により昭和47年度に一
時増加し,昭和51年度には4,379
人となり,この10年間に2,493人
の減となっている(表2−3−1)。
また,級別に生徒数の減少状況
を昭和42年度,昭和46年度,昭和
51年度における前年度生徒数に対
する減少生徒数の割合の比較から
みると,昭和42年度において昭和
表2−3−1 へき地(1級から5級)の生徒数(単位:人)
区分/年度 41 42 45 46 50 51 1 級 6,431 6,390 5,350 5,101 4,252 4,039 2 級 202 190 151 141 279 260 3 級 156 150 51 47 89 80 4 級 69 76 77 67 5 − 5 級 14 17 5 5 − − 計 6,872 6,823 5,634 5,361 4,625 4,379 注:「学校統計要覧」(昭41,昭42,昭45,昭46,昭50,昭51)による。