第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-076/285page
級1校となっており,その
他の級にあっては,分校が
存在しない「学校統計要覧」
(昭51))。
従って,今後は,過疎現
象が一層深刻化することが
想定されるへき地指定地域
(1級から5級)の学校配
置については,現状維持に努
めながら教育条件の整備に
特に配慮する必要があろう。
図2−3−7 へき地指定地域(1級から5級)の本校数の推移
注:1.「学校統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.5級における本校数は0である。
(7) 編制方式別学級構成比
編制方式別学級の状況を
昭和42年度から昭和51年度
までの編制方式別学級構成
比の推移からみると,単式
学級の構成比は,逐年低下し
てきたが,昭和50年度以降
において,その低下傾向は鈍
化の状況を示し,昭和51年
度に90.20%になっている。
また,複式学級の構成比
は,昭和42年度から昭和44
年度まで低下の傾向にあっ
たが,その後,ほぼ一定の
推移状況を示し,昭和51年
度において0.07%となって
いる。
一方,特殊学級の構成比
は逐年上昇し,昭和51年度
において9.74%となっている(図2−3−8)。
従って,今後は,県全体の教育水準を向上させるために,複式学級の解消に極力努めるととも
に,特殊学級の適正な設置について検討する必要があろう。
図2−3−8 編制方式別学級構成比の推移
注:1.「学校統計要覧」(昭42〜昭51)による。
2.構成比=(編制方式別学級数)÷(総学級数)×100
2.施策の基本方向
(1) 生 徒 数
中学校の対象生徒数を予測すると,生徒数は昭和54年度まで減少を続け,その後,昭和56年