第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-078/285page
(6) へき地指定地域の学校配置
へき地指定地域の学校配置については,現状
維持に努め,特に教育条件の整備充実を推進す
る。
(7) 編制方式別学級構成比
県全体の教育水準を向上させるために,複式
学級の解消に極力努め,また,特殊学級につい
ては,就学指導体制の確立による適正就学の実
現を図り,障害種別間及び地域間の就学較差を
是正し,学級の適正配置を推進する(図2−3
−9)。
図2−3−9 地域別特殊学級数
注:「学校統計要覧」(昭50,昭51)による。
第2項 教職員組織
1.現状と課題
(1) 教員配置
昭和51年度における中学校
教員数は,国立中学校27人,公
立中学校5,204人,私立中学
校32人,合計で5,263人とな
っており,公立中学校教員は
本県中学校教員全体の98.9%
を占めている。
中学校教員数の推移を昭和
41年度から昭和51年度までに
おいてみると,中学校教員数は
年々下降状況にあり,昭和51
年度の中学校教員数は,昭和
41年度に比べ934人減少して
いる(図2−3−10)。
図2−3−10 中学校教員数の推移
注:1.「学校統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.教員数には養護教諭,講師等を含む。
3.教員数は国・公・私立小学校教員の総数で示す。
次に,昭和51年度における中学校教員一人当たりの生徒数は,国立中学校21.0人,公立中学校
19.1人,私立中学校15.2人,国・公・私立の平均は19.1人となっている。
国立中学校を除く中学校教員一人当たりの生徒数の推移を昭和41年度から昭和51年度までにお
いてみると,私立中学校については,年度ごとに変動はみられるが緩慢な上昇傾向にあり,昭和51
年度は昭和41年度に比べ1.4人上回っている。公立中学校については年々下降状況にあり,昭和
51年度は昭和41年度に比べ5.1人下回っている(図2−3−11)。
また,昭和51年度における1学級当たりの教員数についてみると,国立中学校1.80人,公立中
学校1.80人,私立中学校2.28人となっている。