第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-085/285page
養護教員について,有能適格な教員の養成・確保に努め,配置増の促進を図る。また,県費負担
事務職員の配置増の促進に努める。
(3) 教員構成
教員の年齢の高齢化を考慮して,性別・年齢・勤務年数・免許状種別等の調和のある教員構成
に努め,学校運営の適正化を図る。また,教員の男女別構成の変化に応じた校内運営組織の研究
・改善を図る。
(4) 中学校教員の週当たり平均担当授業時数
学校運営,教員組織の実情に即応して,担当時数の適正化を図り,更に指導活動の充実を図る。
第3項 施設・設備
1.現状と課題
(1) 施設
本県における中学校校舎の構造別保有率をみる
と,図2−3−23のとおり,木造が低くなり,鉄
筋が高くなる。鉄骨は,ほぼ一定である。
全国平均も,本県と同様に,木造が低くなり,
鉄筋が高くなる。鉄骨は,ほぼ一定である。
全国平均と比較すると,本県の構造別保有率は
木造が最も高く,昭和51年度においても,51.4%
と保有面積の半数以上を占め,耐火構造面積(鉄
筋及び鉄骨面積を加えたもの。)は,半数以下であ
る。全国平均の構造別保有率は,木造が昭和46
年度まで50%以上を占めているが,昭和47年度
には,46.7%となり,耐火構造面積が保有面積の
半数以上を占める。昭和51年度には,鉄筋が
64.2%と最も高く,鉄骨3.6%を加えた耐火構造
率は,67.8%となり,本県の耐火構造率48.6%
を大きく上回る。
図2−3−23 中学校校舎の構造別保有率
1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭51)
による。
2.構造別保有率=(構造別保有面積)÷(保
有総面積)×100
図2−3−24 校舎の地域別木造保有率
注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭51)
による。
2.保有率=(木造保有面積)−(保有総面積)
×100
校舎の地域別木造保有率をみると,図2−3
−24のとおり,県北,県中地域が比較的高く,
県南,南会津地域が低い。特に,県南地域は