第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-108/285page
科の生徒占有率は昭和46年度な
いし昭和47年度以降において緩
慢な下降傾向を示している。
また,農業科の生徒占有率は
昭和41年度から昭和44年度まで
上昇し,それ以後,逐年下降し
て昭和51年度に,6.19%となっ
ている。水産及び家庭科の生徒
占有率は,ほぼ農業科のそれと
同様な推移傾向を示しているが,
その他についての生徒占有率は
昭和41年度から昭和49年度まで
上昇し,それ以後,下降傾向を
示している。
以上の学科別生徒占有率の推
移を要約すると,昭和41年度か
ら昭和51年度までの高等学校に
おける普通科の生徒数と普通科
以外の学科の生徒数との比は,
53対47から58対42へと推移して
いるといえる(図2−4−7)。
これは,大学進学希望者の増加
による高学歴志向等によるもの
と想定される。従って,今後は,
将来の学科別進学志願者の動態
や産業構造の変化等を見極め,
普通科と専門教育を主とする学
科との生徒比率の適正化を引き
続き研究する必要があろう。
図2−4−6 生徒数の推移
注:1.「学校統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.生徒数には私立を含み,通信制を除く。
図2−4−7 学科別生徒占有率の推移
注:1.「学校統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.学科別生徒占有率=(学科生徒数)−(高等学校生徒数)×100
3.学科分類のその他は,厚生,理数,専攻科,別科を含む。
4.生徒数は,公立,私立の合計,但し通信制を除く。
(5) 設置音別,課程別高等学校生
徒数
設置者別高等学校の生徒数の
状況を昭和41年度から昭和51年
度までの設置音別高等学校の生徒
占有率の推移からみると,公立高等学校の生徒占有率は,昭和41年度85.47%であったが,その
後,緩慢ながら昭和49年度まで下降し続け,昭和50年度において上昇に転じ,昭和51年度に82.12
%となっている(表2−4−1)。