第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-111/285page
増減なしとなっているが,私
立は昭和46年度に1校設置さ
れ,昭和51年度に廃止されて
いる(図2−4−9)。
次に,地域別学校配置状況
を昭和41年度から昭和51年度
までの地域別学校数推移から
みると,全日制においては,
会津,いわき地域を除く各地
域において学校数が増加し,
昭和51年度に県北20校,県中
22校,県南8校,会津19校,南会津4校,相双15校,いわき16校となっている(図2−4−10)。
また,定時制においては,昭和41年度から昭和51年度までに,いずれの地域にあっても学校数
が減少し,昭和51年度において,県北7校,県中4校,県南1校,会津5校,いわき3校となっ
ている(図2−4−11)。
以上のことから,全日制及び通信制高等学校については,学校数の推移がほぼ一定の状況にあ
り,定時制高等学校については,学校数の推移状況が減少傾向を示しているといえる。
従って,今後は,志望志向の動態予測
等に基づき,高等学校の地域配置を検討
し,その配置の適正化を更に推進する必
要があろう。
図2−4−11 地域別定時制高等学校数推移
注:1.「学校統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.学校数は,公方,私立の合計である。
3.分校は,1校として取り扱う。
(7) 学科別学校構成
学科別学校構成の状況を昭和41年度か
ら昭和51年度までの学科別学校構成比の
推移からみると,全日制においては,単
独校の構成比が昭和41年度55.21%,昭
和46年度56.87%,昭和51年度59.22%
と緩慢な上昇傾向を示している。
従って,2学科以上の併置校(以下「併
置」という。)の構成比は,当然下降傾向を
示している。
単独校における学科別学校構成比は,
普通科が昭和49年度,昭和50年度におい
て急速な上昇を示しているが,昭和51年
度にやや低下の状況を示している。
普通科以外の学科にあっては,その学
校構成比が,昭和46年度ないし昭和47年
図2−4−2 学科別全日制高等学校構成比の推移
注:1.「学校統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.学校構成比=(当該学科学校数)÷(全日制高等学
校数)×100
3.学校数は,公立,私立の合計である。