第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-114/285page
地域は,次でみるように進学
志願率の伸びが他の地域に比
較して低い状況となっている。
従って,各地域の実情に応じ
た進学率の向上を図り,進学
率の地域間較差の解消に努め
る。
表2−4−5 地域別進学率の動態予測(単位:%)
年度/地域 県 北 県 中 県 南 会津・南会津 相 双 いわき 51 89.5 82.1 84.7 91.1 89.9 86.7 55 94.0 89.7 91.9 94.4 94.5 90.9 60 96.6 94.5 96.3 97.3 97.6 94.4 注:1.「総務課推計」(昭52)による。
2.昭和51年度の進学率は実績値である。
3.回帰方程式はlog(100−Yt)=aXt+bで,Ytは地域進学率,Xt
は年度である。
(3) 入学定員
現在までの地域別進学志願
率の推移傾向を将来に延長し
て,将来の地域別進学志願率
の動態を予測すると,表2−
4−6のようになる。
また,地域別中学校卒業者
数の動態を予測すると,表2
−4−7となるが,県北地域
の福島市にあっては,将来中
学校卒業者数の増大が想定さ
れる。
従って,県北地域の入学定
員の適正化を検討するととも
に,県中,県南地域の進学
志願率の向上に努め,公立高
等学校と私立高等学校の関連
を考慮しながら入学定員の適
正化を更に推進する。
表2−4−6 地域別進学志願率の動態予測(単位:%)
年度/地域 県 北 県 中 県 南 会津・南会津 相 双 いわき 51 91.3 84.5 85.4 92.3 90.5 92.0 55 95.9 90.7 92.1 95.6 94.8 95.6 60 98.2 95.1 96.4 97.9 97.8 97.8 注:1.「総務課推計」(昭52)による。
2.昭和51年度の進学志願率は実績値である。
3.回帰方程式はlog(100−Ht)=cXt+dで,Htは地域進学志願
率,Xtは年度である。
表2−4−7 地域別中学校卒業者数の動態予測(単位:人)
年度/地域 県 北 県 中 県 南 会津・南会津 相 双 いわき 51 7,714 9,268 2,965 6,115 3,649 5,642 55 7,689 8,464 2,284 5,361 3,132 5,523 60 7,580 7,992 2,077 4,657 3,066 5,445 注:1.「総務課推計」(昭52)による。
2.推計は,福島県長期総合計画における人口フレームに基づい
ている。
3.中学校卒業者地域占有状況予測は,昭和51年度の小学校1年
から中学校3年の児童生徒の地域別占有率による。従って,こ
の動態予測は,地域人口の過疎,過密の進行状況を加味して評
価する必要がある。
4.昭和51年度の中学校卒業者は実績値である。
(4) 生徒数
高等学校における普通科の
生徒数と専門教育を主とする学科の生徒数との比が53対47から58対42へと推移している現状を
踏まえ,「(3)入学定員」の施策の基本方向と併せ,その比率の適正化について引き続き研究する。
(5) 設置者別,課程別高等学校生徒数
公立高等学校の生徒数と私立高等学校の生徒数については,82対18の現状を踏まえ,社会情勢の
変化等により公・私立高等学校協議会で検討する。
また,全日制高等学校の生徒数は,ほぼ横ばいの推移状況にあり,定時制高等学校の生徒数に
ついては,今後も減少が続くと想定される。
一方,通信制高等学校の生徒数は,昭和46年度以降ほぼ2,000人台を維持し,中途退学者も急
速な減少状況にある。