第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-138/285page
る必要があろう。
(2) 特殊学級障害種別児童生徒数
小学校特殊学級障害種別児童数の
状況を昭和41年度から昭和51年度ま
でのその推移からみると,精神薄弱
は昭和48年度まで増加し,その後,
やや鈍化して昭和51年度において
3,126人となっている。
また,病弱・虚弱及びその他につ
いては,昭和46年度以降緩慢な増加
傾向を示し,昭和51年度にそれぞれ
501人,243人となっている(図2
−5−3)。
中学校特殊学級障害種別生徒数の
状況を昭和41年度から昭和51年度ま
でのその推移からみると,精神薄弱
は,昭和49年度まで増加の状況を示
し,その後,ほぼ一定推移となり,
昭和51年度において2,056人となっ
ている。
また,病弱・虚弱については,ほ
ぼ一定推移の状況にあって,昭和51
年度に42人となっている。
難聴は昭和49年度以降各年度2人
の状況にある(図2−5−4)。従っ
て,今後は,障害の種別,程度に応
じ,適正な就学を更に推進する必要
があろう。
図2−5−3 小学校特殊学級障害種別児童数の推移
注:1.「学校基本調査報告書」(昭41〜昭50),「学校統計要覧」
(昭41〜昭51)による。
2.児童数は,国立,公立の合計である。
3.その他は,難聴,言語障害,弱視,情緒障害である。
図2−5−4 中学校特殊学級障害種別生徒数
注:1.「学校基本調査報告書」(昭41〜昭50),「学校統計要覧」
(昭41〜昭51)による。
2.生徒数は,国立,公立の合計である。
3.難聴は,昭和48年度から昭和51年度まで,各年度2人な
いし3人となっている。
(3) 盲,聾,養護学校障害種別児童生
徒数
昭和42年度から昭和51年度までに
おける盲,聾及び養護学校の幼稚部,
小学部,中学部,高等部別及び障害種別就学児童生徒数の推移をみると,幼稚部は,聴覚障害の
みで,昭和42年度から昭和45年度まで増加傾向にあったが,それ以後,ほぼ横ばいの状況を示し
昭和51年度に39人となっている(表2−5−1)。
小学部については,合計で各年度500人前後となっているが,これを障害種別でみると,視覚
障害及び聴覚障害の就学児童数は,著しい減少傾向を示しており,昭和51年度においてそれぞれ