第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-145/285page
向上を更に推進する。
(2) 特殊学級障害種別児童生徒数
特殊学級対象児童生徒については,「(7)就学指導体制」の施策の基本方向と併せ,障害の種別
程度に応じ,適正な就学を更に推進する。
(3) 盲,聾,養護学校障害種別児童生徒数
盲,聾,養護学校障害種別義務教育人口の将来における動態を予測すると,表2−5−11に示
すとおりとなり,また,「第1節幼稚園教育」においてみたとおり,近年,本県においても,幼
児教育の重要性に対する認識が高まっている状況から,心身障害幼児の教育機会の拡充に対する
要求が高まるものと想定される。
養護学校の高等部については,現在までの生徒数推移から,将来においても,生徒数が緩慢に増
加し続けるものと予測される。
従って,このような想定に基づき,心身障害の種別,程度に対応した多様な教育ができるよう
に,教育機会を拡充するとともに,盲,聾,養護学校の教育諸条件の整備充実を図る。
(4) 特殊学級の配置
特殊学級の配置については,「(2)特殊学級障害種別児童生徒数」の施策の基本方向と併せ,心身障
害の種別に応じ,特殊学級の適正配置を更に推進する。
(5) 盲,聾,養護学校の学級配置
盲,聾,養護学校の学級配置については,「(3)盲,聾,養護学校障害種別児童生徒数」の施策の
基本方向と併せ,心身障害の種別,程度及び発達段階に応じ,学級増を図る。
また,幼稚部及び高等部の学級配置については,教育のあり方も含めて,その適正化を検討する。
(6) 養護教育の学校配置と学校規模
盲,聾,養護学校の対象児童生徒数の動態予測(表2−5−11)に基づき,盲,聾,養護学校
の設置数を推計すると,盲,聾学校は現状のとおりであるが,養護学校については,表2−5−12
に示す状況となる。
従って,このことに基づき,学校の適正規模を検討し,それに基づく適正な学校配置を図る。
表2−5−12 養護学校設置数推計(単位:校,分校,分室)
区分/年度
障害種別51 55 60 本校 分校 分室 本校 分校 分室 本校 分校 分室 精神薄弱 4 − − 11 1 − 12 − − 肢体不自由 2 − 1 2 1 − 2 1 − 病 弱 1 − 1 1 2 − 1 2 − 合 計 7 − 2 14 4 − 15 3 − 注:1.「養護教育室推計」(昭52)による。
2.精神薄弱対象の学校数には,国立1校を含む。
3.昭和51年度の学校数は,実績値てある。
(7) 就学指導体制
心身障害児教育の研究,研修,教育相談の機関として,養護教育センターを設置し,県段階,
市町村段階,学校段階の就学指導活動の有機的連携を図り,適正就学を実現できるよう,就学指