第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-146/285page
導体制を充実する。
第2項 教職員組織
1.現状と課題
(1) 教員配置
盲,聾,養護学校(県立,市
立)の教員数について,昭和51年
度は盲学校54人,聾学校87人
養護学校206人,合計347人
となっている。
この盲,聾,養護学校全体
の教員数の推移を昭和41年度
から昭和51年度までにおいて
みると,年々上昇傾向にあり,
特に,昭和48年度以降は急激に
上昇している(図2−5−10)。
盲,聾,養護学校全体の教
員数が急激に増加したのは,
養護学校の新設及び学級数の
増加によるものである。
図2−5−10 盲,聾,養護学校教員数の推移
注:1.「学校統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.養護学校教員数は県立,市立を合わせた教員数である(以下の教
員数も同じ)。
次に,標準法定数に対する
本県の盲,聾,養護学校教職
員定数についてみたのが表2
−5−13である。
この標準法定数に対する
校長,教員等の充足状況は,盲
学校,聾学校合わせて97.1%
養護学校92.3%,盲,聾,養
護学校全体で94.2%となっている。
また,実習助手についてみると,盲学校,聾学校合わせた標準法定数は10人に対し,5人の配置
となっている。
なお,養護学校の実習助手は,標準法定数2人に対し,条例定数には計上されず未配置となっ
ている。
表2−5−13 盲,聾,養護学校教員定数(単位:人,%)
職名/項目 条例定数 標準法定数 充 足 率 校長及び教員等 盲,聾学校 136 340 140 361 97.1 94.2 養護学校 204 221 92.3 実習助手 盲,聾学校 5 5 10 12 50.0 42.7 養護学校 0 2 0 注:1.「高等学校教育課調査」,「義務教育課調査」(昭51)による。
2.充足率=(条例定数)÷(標準法定数)×100
次に,盲,聾,養護学校1学級当たりの教員数の状況を昭和41年度から昭和51年度までの推移
をみたのが図2−5−11である。
盲学校,聾学校,養護学校ともに,年々上昇傾向にあり,特に,盲学校,聾学校の伸びが著しく
昭和51年度の1学級当たりの教員数は2人台の配置となっている。