第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-171/285page
おり,子ども会組織数が少年団体総数の約77.8%を占めている。
少年団体数の推移を昭和41年度から昭和51年度までにおいてみると,下降後上昇しその後,緩慢な
上昇傾向にある(図3−1−10)。
また,この少年団体の育
成組織数の状況についてみ
ると,昭和51年度は,3,233
組織である。
育成組織の主なものは,
町内部落会1,918組織,次
いで学校775組織,PTA
774組織等となっている。
少年団体育成組織数の推
移を昭和41年度から昭和51
年度までにおいてみると,育成組織
数は年度ごとに若干の増減はあるが
ほぼ横ばいの状況にあるといえる(3
−1−11)。
図3−1−11 少年団体育成組織数の推移
注:「社会教育統計要覧」(昭41〜昭51)による。
一方,少年団体加入者数について,
昭和51年度は254,711人である。
少年団体加入者の内訳をみると,
最も多いのは,子ども会の160,785
人(男子82,221人,女子78,564人)
次いで,青少年赤十字の68,446人(男
子34,754人,女子33,692人),等と
なっており,子ども会会員数が少年
団体加入者総数の約63%を占めてい
る。なお,少年団体加入者数の推移
を昭和41年度から昭和51年度までに
おいてみると,昭和48年度までは下降または横ばいの状況にあるが,昭和49年度以降は上昇傾向
にある(図3−1−10)。
なお,小・中学生の子ども会参加率をみると,昭和51年度における小学生の参加率は70.5%,
中学生の参加率は32.8%である。また,高等学校生徒は全体で0.89%(2,272人)となっている。
小・中学生の参加率の推移について,昭和41年度から昭和51年度までにおいてみると,小学生
の参加率は昭和44年度の36.4%を底に着実に上昇傾向にあり,昭和51年度は昭和41年度に比べ
25.8ポイント参加率が高まっている。中学生の参加率については,30%台を上限に伸び悩みの状
況にあるといえる(図3−1−12)。
このことから,少年団体数及び少年団体加入者数ともに,緩慢ながら上昇傾向にあるが,この
図3−1−12 子ども会参加率の推移
注:1.「社会教育統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.参加率=(構成別参加数)÷(児童,生徒総数)×100