第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-172/285page
上昇の大部分は小学生の参加率の上昇に起因するものと推測される。
なお,中・高等学校生徒の参加が少ないため,リーダーが育ちにくく育成会等に依存する傾向が
強くなっている。
従って,今後は,各種少年団体の育成を進めるため,中・高等学校生徒を主体とする年少指導
者並びに各種分野にわたる指導技術をもった成人指導者の発掘・育成の援助,指導に努めるとと
もに,地域の成人に対し団体活動に対する理解と協力を求めるために,啓発資料の提供等広報活
動の充実を図る必要があろう。
(2) 青 年 団 体
青年団体とは,在学青年,
勤労青年等のおおむね15歳
以上25歳未満の者を主たる
構成員とし,社会教育的活
動を行っている団体である。
昭和51年度における青年
団体数は768団体である。
その内訳は,地域青年団
600団体,農村青少年クラブ
115団体,ユースホステル協
会12団体等となっており,
地域青年団数が青年団体総
数の約78%を占めている。
青年団体数の推移を昭和41年度から昭和51年度までにおいてみると,図3−1−13のとおりである。
一方,昭和51年度の青年団体団員数は男子団員15,318人,女子団員4,348人,合計19,666人であ
る。その内訳は,地域青年団員15,444人(男子12,233人,女子3,211人),農村青少年クラブ団
員1,887人(男子1,703人,女子184人),ユースホステル協会664人(男子392人,女子272
人)等となっており,地域青年団体団員数が青年団体団員総数の78.5%を占めている。
青年団体団員数の推移を昭
和41年度から昭和51年度まで
においてみると,図3−1−
13のとおりである。
なお,本県青年総人口(対象
人口を15歳〜24歳とする。)に
対する青年団体への加入率に
ついて,昭和51年度は5.9%
となっている。青年団体加入
率の推移を昭和43年度から昭
和51年度までにおいてみると,
図3−1−13 青年団体数及び青年団体団員数の推移
注:「社会教育統計要覧」(昭41〜昭51)による。
図3−1−14 青年総数に対する青年団及び地域青年団加入率の推移
注:1.「総務課調査」(昭51)による。
2.青年総数の対象は15歳〜24歳として算出する。
3.加入率=(対象別青年団員数)÷(青年人口)×100