第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-176/285page
ており昭和51年度には56市町村となっている。
今後は,専任社会教育主事未設置町村の解消を図るとともに,文部省の市町村人口規模別社会教育
主事必要設置数の達成を図る必要があろう。
(2) 公民館職員
公民館職員は地域住民に
対し実際生活に即する教育,
学術及び文化に関する各種
の事業を行い,生活・文化
社会福祉の増進に寄与する
ことを主な目的とするもの
である。
昭和51年度における専任
公民館長は116人設置され
ており,昭和41年度から昭
和51年度までにおける推移
状況は図3−2−2のとお
り逐年上昇傾向にある。
また,公民館数に対する
専任公民館長の設置率をみると昭和51年度は,
51.8%とほぼ2館に1館の割合で専任公民館長
が設置されている。
図3−2−2 専任公民館長数及び専任公民館長設置率の推移
注:1.社会教育統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.設置率=(専任公民館長数)÷(公民館数)×100
次に,公民館専任主事数についてみると,昭
和51年度は287人の配置となっている。
専任主事数の推移を昭和47年度から昭和51年
度までにおいてみると,緩慢な上昇傾向を示して
いる(図3−2−3)。
また,昭和51年度における公民館1館当たりの
専任主事数は1.25人となっており,昭和47年度
から昭和51年度までにおける推移状況は図3−
2−3のとおりである。
これから,公民館が社会教育における中心施
設である以上住民の学習要求の多様化,高度化
に対応しうる設置状況とはいえない。
従って,今後は,専任公民館長及び専任公民
館主事の設置促進に努める必要があろう。
図3−2−3 公民館専任主事数及び1館当たり公民館主事数の推移
注:1.「社会教育統計要覧」(昭47〜昭51)による。
2.1館当たり主事数=(専任主事数)÷(公民
館数)
(2) 図書館職員
図書館職員は,住民への図書館奉仕のため重