第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-182/285page
について,県立図書館は緩
慢な下降傾向を示し,市町
立図書館は上昇後下降状況
にある。
これらから,県立図書館,
市町立図書館ともに蔵書数
及び館内閲覧者数は増加傾
向にある。
従って,今後は,住民の多
様且つ,高度な要求に対応で
きるよう図書サービスの充実
に一層努める必要があろう。
図3−3−3 図書館館内閲覧者数及び館外貸出人員数の推移
注:「社会教育統計要覧」(昭45〜昭50)による。
2.施策の基本方向
(1) 図書館数
県立図書館における資料センターとしての機能を拡充す
るため,移転改築を図り,特に,未設置市の設置促進を積
極的に指導する。
また,県民への図書館奉仕のため公立図書館の巡回用自
動車等の充実に努める。
(2) 蔵書数・図書利用
県立,市町立,私立図書館ともに蔵書数及び閲覧者数は逐
年増加している。将来においても計画的,継続的に整備充実に努める。
また,広報活動の充実を図り図書館利用の促進に努める。
表3−3−8 計画目標(単位:館)
項目/年度 51 55 60 図 書 館 12 15 20 注:1.図書館数は市町村立図書館
で,目標値は,現状分析に基
づき設定する。
2.昭和51年度は実績で,「社会
教育統計要覧」(昭51)による。
第3項 青少年教育施設
1.現状と課題
(1) 青少年教育施設
昭和51年度における本県
の青少年教育施設設置状況
を地域別にみたのが表3−
3−9である。
青年の家,少年の家,少年自然の家を設置者別にみると,国立1カ所,県立2カ所,市町村立6
カ所の計9カ所となっている。
なお,昭和52年度中に国立那須甲子少年自然の家が事業開始となっている。
青少年活動を促進するための諸施設は逐年整備されているが,青少年の行動可能範囲を考慮し
た設置状況となっていない。
表3−3−9 地域別施設設置状況(単位:所)
項目/地域 計 県北 県中 県南 会津 南会津 相双 いわき 青・少年の家,少年自然の家 9 3 1 − 2 − 2 1 児童文化センター 2 1 1 − − − − − 注:「社会教育統計要覧」(昭51)による。