第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-208/285page
る。特に,昭和48年度及び昭和50年度において
は,それぞれ前年度を大幅に上回るが,その理
由は共同調理場の増加,教職員定数に関する法
律の一部改正によるものである。
なお,学校栄養職員の配置基準は,次のとお
りである。
1) 小・中学校(完全給食実施校)
児童生徒数2,500人当たり1人
2) 共同調理場
児童生徒数5,000人以下……1人
児童生徒数5,000人以上……2人
3) 盲,聾,養護学校(完全給食実施校)
1校当たり1人
従って,今後も,学校栄養職員の配置につい
ては,基準のとおり充足するとともに,学校給食の食事内容及び衛生管理を充実するため,学校栄
養職員の資質向上を図る必要があろう。
図4−3−2 学校栄養職員の配置状況
注:「保健体育課調査」(昭47〜昭51)による。
(2) 調理従事員
調理従事員の配置状況をみると,図
4−3−3のとおり,1施設当たりの
設置数は,各年度ともに,共同調理場
が多く,小・中学校は少ない。
また,1施設当たりの調理従事員数
は,最近の5年間に,小・中学校にお
いては,ほぼ横ばい状態で推移し,共
同調理場においても,昭和49年度を除
き,ほぼ一定である。
従って,今後は,小・中学校におけ
る調理従事員の増員を図る必要があろ
う。
なお,調理従事員の増員に当たっては,学校規模等を十分に考慮し,適正な調理従事員数を確
保する必要があろう。
図4−3−3 1施設当たりの調理従事員の配置状況
注:「保健体育課調査」(昭47〜昭51)による。
2.施策の基本方向
(1) 学校栄養職員
学校栄養職員数については,昭和60年度までに,学校栄養職員の配置基準を充足するよう努め
るとともに,学校給食の食事内容及び衛生管理を充実するため,更に増員を図るよう努める。
(2) 調理従事員