サクシード2中学校英語から高等学校英語へ-030/45page

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の重みを持った内容を並記するだけの働きしかありません(敢えて言えば、その中でもfirstで始まるパラグラフが一番重要度が高く、finallyで始まるパラグラフは重要度が一番低くなるのが普通です。←英語では、話し言葉であれ書き言葉であれ、通常、最初に大事なことが出てくる(P.2参照)ので、第3〜第5パラグラフは、第2パラグラフの具体例を示しているだけではないのか、ということが推測できます。
つまり、この英文では一番大事なことは第1パラグラフに述べられていて、第2パラグラフで「私は3つのことを覚えておかなければいけないと思う」と言って、以下にその具体例を3つのパラグラフにして示し、最後のパラグラフはそれらを受けて締めくくっている形になっています。このことから、この英文のテーマは第1パラグラフ内に書かれているということが推測できるわけです。
このように、英文全体の構造をつかむことにより、どのパラグラフに一番重要なことが書かれているかを知ることができます

手順3:「大事なことは言い換えて繰り返される」の原則からトピック・センテンスを探る
どの言語においても、大事なことは繰り返されます。しかし、英語では論文などのジャンルを除けば「重要なことは言い換えて繰り返される」のが普通です。前に述べた「英語では、話し言葉であれ書き言葉であれ、通常、最初に大事なことが出てくる」と「英語では、重要なことは言い換えて繰り返される」という2つの原則は、パラグラフ・リーディングを進めていく上で非常に重要です。
そういう観点から、改めて大問5の英文を見てみましょう。問い(1)も問い(2)も結局は各パラグラフの最初の部分を問うていますので、おそらくはトピック・センテンスを問うていると考えられます。ということは、そのパラグラフ内で一番大事な部分を問うていることになりますので、空欄に入るべき語(句)は繰り返されている可能性が高いと判断できます。
それでは、その視点から各パラグラフをさっと眺めてみましょう。
第1パラグラフ
問い(1)の選択肢の語句の中で、第1パラグラフ内に同じ表現か似た表現を持つものを探してみると、"イ Environmental probIems"と同じ表現がパラグラフ内にあり、"ウ International understanding"に似た"mutual understanding"もあることがわかります。この2つの選択肢が正解である可能性が高いと考えられます。
問い(2)についても同様な観点で、各パラグラフをさっと見ます。
第3パラグラフ
選択肢工の中にある"foreign countries"と似た表現の"their people"と"foreign people"が見つかりますので、工が(1))に入る可能性の高い選択肢ではないかと考えられます。
第4パラグラフ
選択肢アの中にある"our own culture"と同じ表現が見つかりますので、ア

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