サクシード2中学校国語から高等学校国語へ-017/81page
効です。
対立する意見の一方の側に立って、反対意見を持つ読み手を想定し文章を書いてみると自分の考えが相対化され、考えが深まります。クラス討論やテレビ討論等を想定して、様々なテーマについて「もし、自分がその立場になったならどうするだろうか」と自問することにより、考えが深まっていくわけです。
書いてみよう
■次の形式で手紙を書いてみよう。
★身の回りの品物に対して手紙を書こう。(机、椅子、鉛筆、消しゴム、ノート、時計、ハンカチなど)
★身の回りの自然から私たちに手紙を書くとしたらどうなるだろう。(虫や魚、草や木、風、雨、月、空、星、雪、海の波など)
★架空の人物から友人に向かって手紙を書こう。
(物語・ドラマ・演劇・アニメ・絵画のなかの人物)
■次の題で文章を書いてみよう。
★「現在の自分から、十年後の自分へ」
★「中学入学のときの自分から、現在の自分への激励のメッセージ」
けど、いつのまにか君と僕とは遊ばなくなってしまって、ずいぶんと月日が流れた。君を嫌いになったわけじゃないんだ。なんとなく恥ずかしがったんだ。でも、君のことをずっと思い続けていた。そして、妻にするなら君しかいないと思っていた。僕は背が伸びて、たくましい男になった。どうか、君、結婚してくれ。
返事
お手紙ありがとう。
( )
中学校の教科書から
自分の書こうとしている文章は、どういう人が読むのか、その文章で相手に何を伝えなければならないのか、書くにあたってはどういう制約があるのかを、まず念頭において、相手や目的にふさわしい文章を書けるようにしたい。
(「国語3」光村図書P.138)
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