高校の授業において、生徒の学びの足跡である中学校時代のノートや教科書を知ることにより、「この内容は既に学習済みのはずではないか」とか、「この用語は知っているはずだ」等の思いこみをなくし、より分かりやすい授業へと改善を図ることができます。
また、アンケート等によって、中学時代の授業の形態や内容を確認することも授業改善を図る上で有効です。
●学習指導計画表に既習事項の欄を取り入れた工夫例
※生徒の評価
【教科・科目の目標】 指 導 内 容 指導上の留意点 生徒の評 価 既習事項とのつながりや今後の学習との関連 4月 5月
・生徒による授業についての感想及び評価
※既習事項とのつながりと今後の学習との関連
・小学校、中学校、高校での学習内容で、授業内容と密接に関わる指導項目等
・今後の学習内容と関連する事項等
●生徒の授業評価を取り入れた学習アンケートの例
学習アンケート 年 組 氏 名 ノートの作り方について ○余白を使ってメモができるように工夫していますか (はい いいえ)
○マーカー等を使って見やすくしていますか (はい いいえ)
○先生が強調した重要事項にはチェックをしていますか (はい いいえ)
○間違った部分や途中経過を消さないで残していますか (はい いいえ)学習への取組みについて ○分からない言葉があったら辞書で確認していますか (はい いいえ)
○授業の前に必ず何をするかを確認していますか (はい いいえ)
○学習計画を立てて計画的に家庭学習をしていますか (はい いいえ)
○学習内容について友人どうしで話し合っていますか (はい いいえ)授業の進め方や試験に対する要望 ○授業でどういう工夫をしてほしいですか〔 〕 授業についての評価(4段階評価) 授業の進め方 A B C D
興味・関心のひきだし方 A B C D
説明のわかりやすさ A B C D
教材の提示の仕方 A B C D