中・高連携のために-012/136page
◆予習・授業・復習というサイクル
中学校と比較して、高校では学習量が増え、内容も高度になるため、内容の理解と定着には、家庭学習についての指導が求められます。
例えば、数学では、「教科書を読み、例題を解く」こと、英語では、「教科書の音読や本文をノートに写すだけでなく、単語を必ず調べ、和訳をする」こと、そして、文章の内容について理解するとともに、自分の考えを整理しておくことなどを学習オリエンテーションの中で指導することが大切です。
また、中学校においても、高校の授業について生徒に知らせて、家庭学習の習慣化や予習→授業→復習のサイクルを確立させる指導が大切になります。
一時間の授業に集中する(会津地区の英語の研究指導)
中・高の学習指導の相違点を理解し、授業改善を図る
●中学校の授業のよさを高校でも取り入れること
・生徒の主体的な学習活動を生かす
・多彩な授業形態の工夫
・導入に工夫しながら生徒の興味・関心を喚起する
●中学校において、高校の授業の様子を知らせておくことも大切
・1時間の授業で学習する内容と授業のスピード
・課題をじっくりと考えることに慣れさせる
●自主的な学習習慣を身に付けさせるとともに、学習方法についてのガイダンスを行う
・教科別に学習時期に応じた学習ガイダンスを随時、実施する
・家庭学習アンケート等により、生徒の実態を把握する
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