中・高連携のために-058/136page

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○苦手意識をなくし読みを深化させる工夫
・単語から節へ、節から文へ、文から段落へ、段落から長文へと段階を踏んだきめ細かな指導を展開する。
○親しみのある文に変えることで興味を喚起させる工夫
・教科書の本文を、生徒の身近な場面に作り変えるなどの工夫をすることにより、生徒の興味・関心を高め、学習意欲を喚起する。(トピックや会話の内容を身近なものにする)
○長文読解に親しませる工夫
・生徒の親しみやすい内容の文を用意し、文全体から内容理解へと誘導する工夫をする。
・パラグラフリーディングの際に、グループ学習やペア学習を取り入れ、ゲーム感覚での展開を図る。
・プレリーディングを重視し、TorFやパラグラフの並び替え等を多用し、長文に対する抵抗感を軽減していく。
・投げ込み教材により、興味を喚起する。
(絵や写真・小見出しを利用しての提示)

◆会津地区・英語部会・研究授業

3年目の中心は、委員全員によって「効果的な読みの指導」に基づいた学習指導案を練り上げ、中・高1名ずつの教員によるティームティーチング(T・丁授業)を実践することに置きました。そのときに留意したのは次の点です。
○「効果的な読みの指導」についての中・高教員によるT・T
・「効果的な読みの指導」を中・高それぞれの側からの良さを生かして生徒に定着させていく。
・中・高それぞれの学習指導法や指導技術の融合を図る。
○パラグラフリーディングの指導を中心とした展開
・文章全体の内容をとらえることを目標に、段階的にトピックセンテンスの把握、段落の要点の把握から文章全体の内容理解へとつながるようにする。
・題材に関連して、アメリカと日本の学校生活の違いを大まかにっかむことができるようにする。
○効果的な読みを目指したスモールステップの導入
・帰納的なスモールステップの導入で「キーセンテンス」と「パラグラフ」との関係を理解することから英語の理解の定着を図る。
○T・Tの機能を生かした授業展開の実践
・T1、T2の動きを細かく分析し、それぞれの役割を十分に生かした導入と展開を行った。(会話やスキットの紹介、分担しての指導と援助・評価)
・中・高それぞれの有効な指導法を融合した授業の実践(グループ学習による定着等)

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