中・高連携のために-059/136page
◆英語学習指導案
日時:平成11年11月25日(木)
場所:福島県立若松女子高等学校1年1組
指導者:高校教諭中学校教諭
テーマ:中・高連携における効果的な読みの指導の在り方
1 単元名
Lesson8 Japanese School-An American Student's View(Spectrum English Course1)
2 単元の目標
(1)日米の高校のよい点や、最も異なっている点はどんなことか読み取る。
(2)Introduction(序論)、Body(本論)、Conclusion(結論)の構成を把握する。
・Introductionでは、どんな体験に基づいてこの文章が書かれたのかを読み取る。
・Bodyでは、日本の高校の5つの特徴を読み取ることができる。
・Conclusionでは、筆者の最も伝えたいことは何かを把握する。13)次の文法事項を理解することができる。
・S+V+CP(過去分詞) ・S+V+O+C(現在分詞)・分詞構文
3指導計画 総時数8時間
(1)TASK Lesson8の導入 1時間
(2)本文の概要把握 1時間(本時)
(3)p.83〜p.841.5内容確認新出語句確認 1時間
(4)p.841.6〜p.851.8内容確認新出語句確認 1時間
(5)p.851.9〜p.861.7内容確認新出語句確認 1時間
(6)p.86l.10〜p.871.17内容確認新出語句確認 1時間
(7)文法事項の確認、練習 1時間
(8)Lesson8のまとめ 1時間
4 中・高連携の視点と配慮
高校入試での長文問題の正答率の低さからも、中学時から長文読解を苦手としている生徒が多く、高校入学後も、苦手意識を克服できない生徒も少なくない。
この長文読解に関する苦手意識・弱点を補強するためには、単語を中心とした指導ではなく、文章全体をとらえさせる指導を続け、知らない単語が多少あっても長文は十分に理解できる、ということを生徒に実感させていきたい。
本時は、長文読解活動がより効果的に行えるように、次の5つの点に配慮して、学習活動を計画した。
(1)ゲーム的な活動を取り入れ、みんなで楽しく学習活動することで、英語や長文に対する苦手意識をやわらげることができるようにした。
(2)グループワークを導入し、教員主体ではなく、生徒が主体となって活動する場面を数多く設けた。
(3)T・Tを導入し、効果的に生徒の活動が援助できるようにした。
(4)大切なことを教員側から教え込むのではなく、生徒たちが活動を通して自ら考え、気づくことができるような学習活動になるように工夫した。
(5)次時への意欲につながる自己評価になるよう工夫した。
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