中・高連携のために-077/136page
英語
◆中学校英語の特徴
中学校英語の授業の特徴としては、次のような点があげられます。
・コミュニケーション能力(特に聞く・話す)の育成に重点が置かれ、活動にゲーム的要素や英語の歌などを取り入れることもある。
・文法用語は必要最小限であり、言語使用場面での習得を目指した指導が中心になっている。
・指導形態としてはペアワーク、グループワークをとることが多い。
・学習では、復習に力をいれている。教科書の巻末に新出語句の意味が載っており、辞書を引く機会が少ない。
・ほとんどの中学校で、授業においてALTと定期的に接する機会がある。
・コミュニケーション活動をしゃすいような授業形態や興味・関心を高めるための雰囲気づくりをしている。
◆高等学校英語の特徴
一方、高校英語の特徴としては、以下のような点をあげることができます。
・文字の占めるウエートが大きくなり、学年が上がるにつれて、一般に「読む・書く」の活動が多くなる。
・科目は「聞く・話す・読む・書く」の4技能を総合的に扱う「英語」「英語」をはじめ、「オーラル・コミュニケーション」や「リーディング」「ライティング」などと多岐にわたっており、教科書の種類も多い。
・各高校は、それぞれ自校の教育にふさわしい科目及び教科書を選んでいる。
・読みを中心とした活動では訳読中心の説明が多い授業が多くみられる。
・指導形態としては一斉授業の形態が多く、文法用語がしばしば用いられる。また、授業進度がはやく、予習をしないと授業についていくことが難しい。辞書の活用を前提として授業がなされている場合が多い。
・ALTの配置されている学校が限られており、ALTと接する機会が一般的に少ない。
1つのパラグラフに1つのトピック(研究授業より)
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