中・高連携のために-080/136page
を吟味し、それを実現しようとする生徒を育てる。
題材働くことと学ぶこと職業の世界学ぶための制度と機会適性と進路
◆第3学年
希望する進路の情報を確かめ、さらに将来の生き方を考え、自分にふさわしい進路の選択をするとともに、その進路において自己実現に努めていく生徒を育てる。
題材進路の選択にそなえて進路の選択明るい将来への準備
◆学級活動における具体的な実践例
1年時に「親の職業について知ろう」、2年時に「地域の職場について調べよう」、3年時に「高校について知ろう」という内容で、小グループで職場見学等、地域に調査に出るような活動が組まれている学校もあり、身近な、そして体験的な活動の中で進路について考えていく方向性が強くなっています。
◆その他の場面での進路指導
各中学校で年間1〜2回組まれている三者面談(親一本人一担任)や、「ふれあい相談・チャンス相談(本人一担任)」などで、悩みごとや学習についてだけではなく、進路に関しても助言や指導を行っています。
◆進路決定までの具体的な流れある中学校の3年時の進路決定までの日程を紹介します。
5、7、9、11月 |
進路希望調査(県報告等を含む) |
7月 |
保護者向け進路説明会、三者面談 |
7〜8月 |
高校体験入学 |
8月 |
ふれあい相談 |
11月 |
生徒・保護者への進路説明会、三者面談 |
11月から12月にかけての三者面談で、進路をほぼ決定することになりますが、この後も、随時必要に応じて、三者面談・二者面談を実施し、進路について検討していくことになります。
中学校の進路指導は、学級担任が中心となり、3年間を見通して指導していくことになりますが、「進路適性の吟味」、「進路情報の理解と活用」、「望ましい職業観の形成」、「将来の生活の設計」、「適切な進路の選択」の各項目のねらいやそれに含まれる内容を、学校・学年の目標や生徒の実態に合わせて、計画を立て実践していくとともに、単なる「出口指導」に終わらず、人間としての生き方の指導になっていくような配慮がさらに望まれています。
中学校における進路指導について
●学年に応じた進路指導の在り方について校内での検討を行うこと
●三者面談の有効活用を図り、生徒だけでなく保護者の意識啓発を積極的に行うこと
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