中・高連携のために-093/136page
3 進級や卒業のシステムは?
◆高校における進級のシステム
高校が中学校と大きく異なるのは、進級や卒業が単位の認定によるということです。学年制をとっている学校においては、進級できるかどうかは、主に、出席日数、授業への出席時数、学業成績等により総合的に判断されます。
単位制をとっている学校においては、いわゆる留年ということはありませんが、卒業に必要な単位を修得しないと卒業できません。高校入学段階から、進級及び卒業に関する内規などについて・生徒だけでなく保護者にも理解してもらうことが今後さらに大切になるものと思われます。
◆「履修」と「修得」
「履修」とは、教科・科目の目標に到達すべく授業に参加し、授業を受けることをいいます。これに対し、「修得」とは、教科・科目を履修することにより、教科・科目の目標から見て満足できる成果をあげることです。
また、卒業については、各学校で定められた修得単位数にもとづき学校長が認定します。
※次は、単位制をとっている県立いわき光洋高校の時間割の一部です。
2年生国立文系志望生徒の時間割表の例
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月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
1 |
国語2 |
総合英語 |
地理A |
国語2 |
総合英語 |
学校裁量 |
2 |
地理A |
生活一般 |
総合生物 |
総合生物 |
生活一般 |
学校裁量 |
3 |
総合生物 |
数学演習 |
数学2 |
体 育 |
国語2 |
学校裁量 |
4 |
古典1 |
体 育 |
国語2 |
数学演習 |
世界史 |
|
5 |
数学2 |
世界史A |
O C B |
総合英語 |
古典1 |
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6 |
総合英語 |
O C A |
L H R |
外国事情 |
総合生物 |
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高校の授業と進級・卒業について
●生徒に、高校の授業の評価・評定等のシステムについて知らせる
●進級や卒業についての校内のしくみ等を年度始めに生徒・保護者に意識させる
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