中・高連携のために-119/136page
■様々な場を使って中・高連携の輪を広げていく
●和田 私の方から最後に何点か述べさせていただきます。まず、先生方の研修会のテーマは具体的にした方が、会は長持ちします。百人の先生がいれば百人のテーマがありますが、抽象的なテーマではなく、具体的にすると実質的なものが生まれます。
次に、中・高連携を今後どのように進めるかということですが、いろいろな場で広げていくことが大切です。県教育委員会主催の事業としても広げていくし、中教研、高教研の場を使って広げていき、委員の先生方が地区に帰って広げていく。そういう形であちこちが動くと、風通しが良くなる。一つのところがらだけ風通しをよくしても難しい。いろいろなところがら少しずつ風通しをよくすることが必要です。できるところがら広げていくことがこれからの方向だろうと思います。
もう一つは、非常に難しいことですけれども、自発的な研究会は理想的でいいのですが、ある時期に壁にぶつかる。課題にぶつかるとどう進めていいか分からなくなる。同じ様な考え方をする人が集まっていますので、分からなくなるのです。そういう時に、角度の違う人の話を聞いて、息詰まったところを変えていく、それが風通しをよくする一つの方法であると思います。
今日、先生方の話を伺って大変勉強になりました。以上で座談会を終了します。ご協力ありがとうございました。
(なお、座談会の内容については、事務局で編集いたしました。)
和田教授とあいさつをする富田孝志高等学校教育課長、根本教頭、小川教諭
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