児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -037/157page

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  学習活動・内容 評    価
<場面意識>

○状況や場面に応じた発展的対話

<相手意識>

○明確な相手を意識した対話

第6時  新たな課題を基に、より深まりのある対話を行う。
○深まりのある対話のための話題を取り入れ、相手に応じて話したり聞いたりする。(発展的対話) ●相手に応じて話題を考え、対話を深めることができたか。

(ワークシート)

<評価意識>

○自己の対話について振り返り

第7時  効果的な話し方・効き方をまとめる。
○学習を振り返り、自分の言語生活に生かしていくための効果的な話し方、聞き方についてまとめる。 ●効果的な対話についてまとめることができたか。

(ワークシート・発表)



2 授業の実際

(1) 第1時

<目的意識>
 役割演技的手法
  日常の対話での足りないところを明確
  にし、対話の学習の必要性に気付かせる


◎ 学習の目的をとらえさせるために、「伝える方法にはどんなものがあるか」と生徒に投げかけてみた。すると、「言葉(音声)で伝える。」「文字で伝える。」「身ぶりで伝える。」などという反応があった。
 さらに、一番身近なものはと問うと、口をそろえて「言葉(音声)で伝える。」という答えが返ってきた。
 そこで、「音声」によってだれかに何かを伝えることのあいまいさについて気付かせるため、エピソード(参考資料1)を提示し、役割演技をさせた。さらに、渡辺先生4の内容をふせておき生徒に考えさせた。すると、身近なことなので生徒は、強く興味を示し、自分に置き換えて真剣に考え、問題点に気付くことができた。
 その後、今後の学習において、自分がどんな対話を目指したいかを考えさせることで、学習への目的意識を明確に持たせるとともに、自分の考えを持って主体的な活動がなされるようにした。


[ 参考資料 1 ]

山田君    「先生」
渡辺先生1  「はい、なんでしょう。」
山田君    「上遠野先佳」
渡辺先生2  「なにア」
山田君    「手紙。」
渡辺先生3  「なんのこと?」
山田君    「お父さんが。」

<渡辺先生4>
「あなたは、上遠野先生にお父さんからの手紙を渡したいのね。でも上遠野先生がいらっしゃらないから、どうしたらいいのかわからなくて聞いているのね。」


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