児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -047/157page

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2 授業の実際

第1次・・・オリエンテーション(1時間)

課題意識を高める

 ここでは、・身近な新聞のテレビ欄を教材として取り上げた。
 「1日のテレビ番組での中で多い番組は何だと思いますか。」
 という問いに対して児童の予想は、

C:アニメはいっぱいやっているよ。
C:プロ野球が多いよ。
C:ドラマは、毎日必ずやっているよ。


学習する必然性を持つ
ような提示と活動

オリエンテーション 写真

と、いうものが多かった。
しかし、実際に新聞のテレビ欄を使って数を調べてみると、天気予報が一番多い番組だった。

C:どうしてこんなに何回もやるのかな。
C:天気予報は、そんなにおもしろくないのにね。
C:きっと、見る人がいっぱいいるからだよ。
C:家族で出かけるときに家の人が見てるよ。
―――――――――――――――――――――――
C:どういうことに天気予報は、使われているのかな。
(この発言がきっかけとなって、実際に聞き取りをしようということになった)

 このようなやりとりの中で、児童はなぜ天気予報が多く放送されているのかに疑問を持ち、自分たちで調べて解決したいとう意欲が湧いてきた。そこで次時までの課題ということで、家の人に対する聞き取り調査をしてくることとなった。



第2次・・・身の回りの情報について調べる。(4時間)

追究意欲と解決の見通し
を持てるような課題設定

 追究意欲と解決の見通しを持てるような課題設定ができるような手だてとして、ここでは次のように考えてみた。

○前時の課題解決から新たな問題意識を持たせ、次の追究意欲を喚起させる。
○調べることを具体的に話し合い、予想を立てることによって、解決の見通しが持てるような課題設定をする。

前時の課題の聞き取り調査の結果を聞いてみると、

C:家族で出かける時に、明日の天気予報をみています。
C:ぼくの家では、洗濯物やふとんを干すときに見ているよ。
C:わたしの家では農業をやっているので、田植えや稲刈りの時は、

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