児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -050/157page
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |
B子: はい。この前も中央図書館の本を借りたんだよ。「みるタン(注)」を使うとすぐ
に本が見つけられるんです。
T : じゃあ、どのようにして他の図書館の本が借りられるようになっているか分か
るかな。
B子: ええっ、よく分からない。先生、じゃ私は図書館の「みるタン」の仕組みを調べ
てみます。
※(注)・・利用者が自由に本の検索ができる端末機
B子は、自分で決めたという意識が出てきたこともあり、その後も積極的に自分の予想を立て、調べ学習の計画を立てていくことができた。
第3次・・・情報の有効な活用の仕方やこれからの情報のあり方を考える。(2時間)
調べたことをまとめて発表会を行った。発表の能率を高めるため、OHCを使ってテレビに資料を映し発表した。各グループともいろいろな情報の仕組みがあることを発表し、互いにより多くの追究結果についての情報交換を行うことができた。
学習のまとめを、単に事実の整理に終わらせるのではなく、追究して分かったことを出し合い、さらに考えをみんなで練り上げながら深めていくことが大切である。そのために、発表会終了後、話し合いの視点を次の3点にしぼり、まとめの学習を行なった。
社会的事象の意味を考える
○情報が人々にあたえる良い点
○情報を活用する時の注意点
○これからの情報のあり方
現在、そして、これからの情報化社会を生きていく児童にとって、自ら社会的な事象の意味や働きについて考えていく良い機会となった。
学習後の児童の作文からも情報の有効性や気をつけなければならない点、今後の情報のあり方について自分から考えられるようになってきたことがうかがえる。
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |