児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -077/157page
小単元2「夏の南郷へ1・2GO!」 (7月17日(月)4時間)
○「やってみたいアンケート」の実施 (7月11日(月)朝の活動)
「やってみたいアンケート」を実施したところ、4カ所の拠点で、133のやってみたいことが出された。春の活動に引き続き、もう一度やってみたいこと、できなかったことに挑戦してみたいこと、新たにやってみたいことの3通りに分けられた。子供たちの思いや願いを把握し、計画や活動、気付きの予想や見取り等に生かしていった。
○活動1 「角田牧場」 (1/4)
一人一人の思いや願いを
生かした体験活動「牛さんともっとなかよくなりたい。」という意気込みで子供たちは、牛と再会した。A子は、大人の牛の牛舎ではこわくて少しおびえ泣いていたので、手をつないでいっしょに子牛の牛舎に行ってみると、「牛さんこっち見て。」と笑顔でわらを食べさせることができた。心強い味方を得て勇気を出して目的を達成することができた。
新たな気付きの
見取りと支援M君は、春の遠足の時には、なかなか牛に近づけなかったが、今回は、1年生の動きに誘われて、柵から身をのりだすように子牛をのぞきこんでいた。教師も一緒にのぞきこみ、認めることばかけをしながら安全面に気を付け、楽しそうな様子を見守った。
○活動2 「二荒山神社」(2/4)
一人一人の思いや願いを
生かした体験活動神社に着くと、B子(1年生)は、もう一度やってみたい思いをすぐに実行した。木もれ日の中でシートを敷いて気持ちよさそうに寝ころがると、「なんか香りが春と違う。」と、つぶやいていた。教師も一緒に寝ころがり、共感しながら「気持ちがいいね。本当に香りが違う。」と思いを口に出した。
新たな気付きの
見取りと支援「春のイチョウの木と同じかな。」と意図して声をかけたところ、C男(2年生)たちは、まだ芽ぶいていなかった春のイチョウの木との違いを見つけて「葉っぱが大きくなったね。」「枝が見えない。」と見上げながら、変化に気付き、伝え合っていた。