児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -080/157page
自分のよさを味
わう振り返りの場○わくわくどきどき楽しかったことを出し合う (7月19日(水))
「赤ちゃん牛にさわれたよ。」「夏もまた神社でシートをしいてねっころがったら気持ちがよかった。」「伊南川で初めてもぐったり泳いだりいっぱい遊べて大満足。」「手つかみで魚もつかまえたよ。」と、どの子も絵日記や振り返りのアンケートに心に残ったことを生き生きと書いて、自信をもって発表できた。
伊南川での川遊びを夢中になって生き生き活動したD子と対話をしたところ、川の流れに身をまかせたら体がプカプカうかんだこと、小さな魚の群の中に突き進んだら群が二つにわかれてまたもどったこと、川底をのぞき黄色やピンクのまざったカプセルの薬のようなの石を集めたこと、その石を家に持ち帰って丸い容器に砂を入れてケーキづくりをしたことなど、生き生きとした表情で話してくれた。D子の活動の広がりや思いの深まりに感心し、「すごいね。」と返していく中で、D子自身活動の整理ができ、自分のよさを新たに発見し、意欲と自信につながった。○あのねファイル (ポートフォリオ)の活用
学年はじめに、1年生でも簡単にできるポートフォリオとして、2穴A4版ファイルを用意した。やってみたいアンケート、絵日記、活動を振り返ってカード、招待状のコピー、観察カード、写真など「1・2GO!」の活動や、生活科の授業に関する資料、行事の絵日記、短冊、作文など、子供たちの学校生活の足跡となるものを整理しながら子供と共に綴ってきた。今では厚くなり「わたしの本だ」と、休み時間など繰り返し読んでいる姿が見られる。
友だちとの学び
合いの共有化二荒山神社で休憩の時、水筒を忘れたM君に自分のお茶をついでさりげなく飲ませていたL男(1年生)。「ひざをけがしたF男(1年生)は伊南川でもぐったり泳いだりできなかったけど、岩登りを一緒にやったら楽しそうに遊んでいたのでよかったです。」とN男(2年生)。また、「本物の箱めがねをOさん(1年生)が持ってきて、みんなに貸してくれてやさしいなと思いました。箱めがねは川の中がよく見えて、きれいな石がさがせて便利ですごかったです。」とP子(2年生)など、子供たちは友だちと遊ぶ楽しさや友だちのよさを感じ取り、1.2年生、鈴木学級合同だったからこそ活動が広がり深まった。