児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -084/157page
音 楽 科
<実践テーマ> 楽器の音色、思い、表現
単元名
(題材)第4学年
いい音選んで (11時間)
実施時期 9月 構想のポイント説明
この題材では、目標の達成のために表現教材3曲と鑑賞にかかわる活動を意図的に組み合わせ、教材の難易度を考慮し3つの段階を想定して活動を計画した。音楽の学び方を意識しながらより主体的に表現活動に取り組む中で、螺旋的に音や音楽に対する感受性を高めることができるよう、次のポイントに留意して題材を構想した。
○基礎・基本の明確化
○音楽との主体的なかかわり
○協力的な指導の工夫
1 実践の構想
[ 題材の目標 ]
○音色に関心を持ち、進んで表現に生かそうとする。(関心・意欲・態度)
○音や旋律の特徴を感じ取って、奏法や表現を工夫する。(感受や表現の工夫)
○音色の違いに気を付けて楽器を演奏する。(表現の技能)
○音や旋律の特徴を感じ取って聴く。(鑑賞の能力)[ 教材配列の意図 ]
児童の音に対する思いや願いを十分に広げた後、楽器の音色や正しい奏法に目を向けさせ、さらにその学習を合奏の場面で生かすことができるようにするために、「音のカーニバル」「いろんな木の実」「茶色の小びん」の順序で教材を配列した。
[ 授業の展開 ] 学習活動・内容 留意点 基礎・基本の明確化 ○楽器の持つ固有の音色やその美しい響きに関心を持ち、意欲を持って楽器を演奏する。
第1次 「音のカーニバル」、打楽器の奏法のVTR めざす姿 ○曲の演奏に慣れ、自信を持って、表現を楽しむ
○音色に気を付けて見つけたいろいろな打楽器の音を、歌に合わせて交互に打つ表現を楽しむ。<1時目>
○手拍子を入れて歌う。<2時目>
○打楽器のいろいろな音色をさがす。<3時目>
○打楽器の奏法を知る。<4時目>
○歌に合わせて表現を楽しむ。○手拍子を分担奏するおもしろさを味わわせる。 ○具体的な視点を与えて意識的に音さがしをさせる。
○ビデオ視聴や実技から意識的にとらえさせる。
○音色の対比に焦点化して演奏させ、楽しさを味わわせる。