児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -096/157page

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2 授業の実際

題材開発

○心が弾む、夢中になる題材の開発
○想が広がる題材名の設定

 子供たちは、日々の生活の中でさまざまな「よろこび」を感じている。しかし、「よろこび」を表現しようといった場合、抽象的でわかりにくい部分もあるのではないかと考えた。そこで、一人一人に具体的なイメージを持たせて表現に結びつけていくために、導入の段階で「よろこび」について考えさせる場面を設けた。
 まず最初に、「よろこび」を感じた時に思い浮かぶ言葉をイメージさせ、そこから具体的なイメージを広げさせるようにした。


<子供たちから出された「よろこび」のイメージ>
子供たちから出された「よろこび」のイメージ

 子供たちのイメージした「よろこび」は、物質的・金銭的に満たされたというものが大勢を占める結果となった。これは、普段の生活経験との密接な関係があると考えられる。そこで、発想を広げ深めるために、各種競技会へ向けての努力が実った満足感や手伝いをした時の充実感などについて考えさせ、内面的な「よろこび」にも目を向けさせるようにした。<表現のテーマ> (児童数29名)

<表現のテーマ> (児童数 29名)
釣りで大物を釣った(3)  野球でのファインプレー(2)
釣りでたくさん釣れた(2)  ゲームの難しい部分ができた(2)
ゴルフでホールインワン(2)  読書のよろこび(2)
陸上大会のマラソンで1位  プロ野球を生で見た
勉強をがんばった自分に感動  野球の県大会で1勝した
寝ているときのよろこび  久しぶりに家族と旅行に行けた
怪獣に乗った空を飛んだ  本をたくさん集めた
夢の中での紅葉狩り  豪邸に住んだよろこび  ゲームをした


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