児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -097/157page
扇風機に向かって声を出したときに声が響いておもしろい
いろいろなよろこび よろこび うれしい
幅広い造形表現
○自己選択・自己決定のできる場の設定 本題材では、子供たちが自分の表したいことに合わせて材料を探し集める活動からすでに表現活動が始まると考え、題材との出会いから表現活動に入るまでの間を約1週間とり、材料集めの期間とした。
<子供たちが使った主な材料>
紙粘土、板、ベニヤ板、丸材、角材、竹ひご、おがくず、爪楊枝、
画用紙、色画用紙、折り紙、段ボール、お菓子の空き箱・包み紙、
広告、色セロハン、アルミホイル、糸、たこ糸、刺繍糸、毛糸、綿、
布、発泡スチロール、ペットボトル、ビーズ、プリンカップ、
プリンのスプーン、チョーク、砂(砂絵用)、針金、釣り用の鉛、
落ち葉、木の枝、どんぐり、草
上記の材料には、子供たちが自宅やその周りなどから集めてきたもののほかに、教室の材料プールから選んだものや、希望に応じて教師が準備したものも含まれている。手に入れることが難しい材料の場合には、他のもので代用するよう働きかけた。
用具は、子供たちが必要に応じて家から持ってきたり学校にあるものを使ったりした。教師の方でも子供たちの集めた材料から予想されるものを準備しておき、要望にこたえられるようにした。<表現の仕方>
紙粘土を使った立体表現 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
画用紙などにいろいろなものを貼り付けた半立体表現 ・・・ 6
板材を主な材料とした工作的表現 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
絵による表現 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
紙を主な材料とした工作的表現 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2自分の表現したい「よろこび」につながる具体的な場面を想定している子が多く、人きさや形を自由につくることができ、しかも加工しやすい材料ということで、紙粘土の選択が一番多かった。
表現の過程において、自分の表現をよりよいものにするために、紙粘土による立体表現に板材や紙材で作ったものを加え、それらを組み合わせて表現する姿も見られた。