児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -127/157page
どこをどのように意識すればよいかに気付き、それを教え合ったり自分の課題づくりに取り入れたりすることで、技術の向上に役立ち、技を見る目を養うことができた。
2―B
技の一覧表◇既習の技と新しい技のすべてを、前転系統の技、後転系統の技、倒立を経過する技の3つに概ね大別し、各技を図解し名称を色別で示す。
◇技の一覧表をもとに、各技の名称及びその技が次にどのような技に発展するのか、どの技と関連しているのかを理解させる。
[ 活用の場 ]
・毎時間の課題づくりや連続技の検討時に活用させる。
・教師が、オリエンテーションや個人の学習または学び合いを支援する時に活用する。
「倒立前転は倒立と前転の組み合わせなんだね」「倒立ができると前方倒立回転もできるかもしれない。早くやってみたいな」と意欲が高まってきたとともに、各技の関連や系統も理解できるようになった。また「伸膝前転で膝を伸ばして立つにはどうすればいいんだろう」と、課題を持つようになり、友達と相談したりポイントボードと関連させるなど、学び方も身に付いてきた。
2―C
アドバイス表◇大きな模造紙に一人一人の氏名を記入した表を作成し、アドバイスの内容を該当欄に記入させる。 <アドバイスした> は青○、 <アドバイスされた> は赤○を記入し、簡潔にまとめさせる。
◇友達と動きを見合い、演技のよい点やよりよい動きにするために必要なことなど、技能に関する内容を記入させる。
[ 活用の場 ]
・毎時間の学び合いを積極的に行う時に活用させる。・教師が、ポイントを把握しているか、学び合いの状況は活発かなどの評価をする時に活用し、一人一人が他と豊かにかかわれるよう支援する。