児童生徒の夢がかなう福島の教育の実現に向けて -132/157page
11 外国語科(英語)科の授業の改善
1 外国語科(英語)の改訂の要点
○外国語科の目標を実践的コミュニケーション能力の育成とし、コミュニケーション能力の基礎を養うことを一層重視する。
○音声によるコミュニケーション能力の育成に重点をおく。
○英語の目標については、各学年ごとに示すのではなく、より弾力的な指導ができるよう3年間を通した目標を示す。
これからの英語科の学習指導は、この要点を踏まえ、実践的コミュニケーション能力の育成に向けて、指導計画の作成と授業の充実の2つの視点から改善が必要である。
(★は、本実践とのかかわりのある項目)2 創意工夫のある指導計画の作成
(1) 自校ならではの各学年の目標の設定(★)
外国語科の目標
英語科の目標↑ ↓ 自校化
自校ならでは
の学年目標
1学年の目標
↓
2学年の目標
↓
3学年の目標←
<学年毎の目標を設定するにあたっての配慮事項>
○外国語科の目標及び英語の目標を念頭において、それらの実現を目指す具体的な目標となること。
○生徒の学習段階や学習状況を踏まえていること。(前学年の目標達成状況や小学校の学習の実態)
○生徒の興味・関心等の実態を踏まえていること。
○英語学習にかかわる地域の環境や実態などの実情を踏まえていること。
○中学校と高等学校を通して実践的コミュニケーション能力を育成するということを踏まえておくこと。
(2) 実践的コミュニケーション能カの基礎を培う指導計画の作成
1.年間指導計画や各ユニット及び各単位時間の指導計画の作成
○各ユニットで身に付けるべき言語材料と言語活動を明確に押さえる。(★)
○「年間指導計画 ↔ 各ユニットの指導計画 ↔ 各単位時間の指導計画」の一連の流れの中で系統的、継続的な活動を通し、言語材料の確実な定着や言語活動を通して身に付ける力が育成できるよう配慮する。(★)
○各学年とも、特に聞くこと及び話すことの言語活動に重点を置く。(★)
→ 活動に充てる年間配当時数、授業時間内での配分、活動内容の取扱い等から○言語活動における「言語の使用場面」や「言語の働き」を位置付ける。(★)
○1単位時間や授業時数の運用の弾力化に配慮する。(★)
2.その他の指導計画
各学校の実態に応じて作成が考えられ、系統的、継続的な指導に生かしたい。○言語活動の領域毎の指導計画
○「言語の使用場面」や「言語の働き」の項目の指導計画(★)
○具体的なコミュニケーション活動 (簡単なディスカッションや手紙等) の指導計画
○Classroom English の指導計画