教育福島0004号(1975年(S50)08月)-045page
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わが校のほこり
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安達高等学校
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歴史を語る「三顧の松」
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文化祭のフィナーレ
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優勝をめざすバレーボール
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家庭クラブの発表会
本校は大正十二年、安達太良を仰ぐ霞が城跡近くに創立され、正面玄関に立つ藩公遺愛の老松「三顧の松」は、半世紀に及ぶ歴史の流れを静かに語りかけ在校生、そして一万五千の卒業生の心のよりどころとなっている。
和やかなふんい気の漂う本校は、学校行事、生徒会活動の中に、男女共学のよさを存分に発揮している。特に、秋の文化祭のフィナーレ、夕闇迫る校庭に赤く燃えるかがり火を囲んでのフォークダンスは、青春のよき思い出の一つとなっている。「安達野寂と夕こめて」夕空に校歌の大合唱がこだまするとき一千余名の心は一つに結ばれる。
こうした結びつきが土台となって、運動クラブにおいても輝かしい伝統を誇っている。昭和二十六年には軟式テニスが全国を制はし、近くは昭和四十八、四十九年に女子バレー部が県大会で優勝を果たしている。また陸上投てき陣は、ここ数年連続して全国大会へ出場し、上位に入賞している。
近年、進学率が高まる中で、地味な研究を続ける家庭クラブは、昨年の全国高校研究発表会で第二位の成績をおさめている。本年もその研究成果を地域社会に普及することを目標に活動を続けている。
このように「強じん、堅実、融和」の「真弓の心」は、先輩から後輩へ確実に受け継がれ、わが安達高校は、五十周年を機に新たな飛躍を遂げんとしている。
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