教育福島0017号(1976年(S51)12月)-034page
わが町の社会教育
有志指導者の養成と職員研修
船引町教育委員会
一、基本的認識について
生がい教育の観点から、各世代ないし対象別に、住民の日常生活からの要請に直接こたえ、市町村が公教育としての事業を実施することの重要性は、いまさら論ずるまでもない。したがって、社会教育関係職員は、地域住民の生活実態を常には握し、生活課題、学習要求を的確にとらえて、人々の要請にじゅうぶんこたえられるだけの資質が求められる。そのため職員の資質向上をめざし、研修については特にこれを重視する。
次に、社会教育関係団体が各自主的に展開する団体活動に対しては、求めに応じて指導助言に努めるのみならず積極的に援助を図る必要がある。とりわけ団体活動促進に不可欠の有志指導者育成については、可能な限り研修の機会を設け、育成確保を図る。以上の認識の上に立って、昭和五十一年度は、次のような方策を実施してきた。
二、団体指導者の養成(研修事業)
(一) 青少年教育
1、子供会リーダ 講習会
イ、期日 七月三日〜四日(一泊二日)
ロ、会場 県立少年自然の家
ハ、対象 町内各小学校五・六年代表
ニ、研修内容 講義・野外活動・班活動・キャンドルサービス・他
2、ジュニアーリーダー講習会
イ、期日 六月十三日(日曜日)
ロ、会場 船弓町就業改善センター
ハ、対象 中学・高校一年生代表
ニ、研修内容 講義「団体活動の意義とリーダーの役割」・ゲーム実習・やさしい救急法・フィールドワーク・他
3、青年指導者講習会
イ、期日 六月二十七日(日曜日)
ロ、会場 船弓町公民館
ハ、対象 単位青年団員.サークルメンバー・企業に働く青年男女
ニ、研修内容 講演「地域課題と青年の役割」・分散会研究討議.講義と実技「レクリェーション指導の実際」・質疑・他
ホ、分散会討議のテーマ
1)我々は家業にどう取り組んだらよいか。
2)望ましい家庭づくりをどのように進めたらよいか。
3)職場生活とグループ活動をどのように調整し、進めたらよいか。
4)地域を基盤とした青年活動をどのように盛り上げたらよいか。
(二) 婦人教育
○ 婦人指導者講習会
イ、期日 七月二日(金曜日)
ロ、会場 船弓町公民館
ハ、対象 各単位婦人会代表計約百名
ニ、研修内容 講演「婦人の学習活動に望むこと」・レクリェーション実技・分科会研究討議・全体討議
講義を聴く受講生
分散会討議の光景