教育福島0033号(1978年(S53)08月)-046page
わが校のほこり
滝根町立 滝根中学校
第1期改築校舎全景
県体出場の女子剣道部
本校は阿武隈山系のほぼ中央に位置し、山系最高峰大滝根山の山ふところにあり、町は、鍾乳洞(あぶくま・入水)の開発により、観光客も年々増加し、観光都市化しつつある。
校合は、本年二月、鉄筋三階の第一期校舎が完成し、現在二期工事が、十月完成を期して進められている。町関係当局の御理解により、特徴のある学校ということで、視聴覚関係施設・設備は、四千万円を投じ県下に誇るものがある。
本年度の学校教育の重点目標として、生徒指導の重視と道徳・特別活動の指導充実を掲げ、観光都市化による生徒指導に、対処している。
第二には、授業の充実と学力の向上を掲げ、教育機器を活用した指導法の改善に、全職員が一丸となっている。
第三には、健康安全管理の徹底と事故防止を掲げ、部活動をとおした体力づくりに努力し、中体連県大会には、陸上競技をはじめ、剣道女子の出場が決定し、その活躍が期待されている。
第1次学校林と受賞記念碑
視聴覚室でのTV朝会風景
最後に、本校は、県下に誇る学校林(十七町歩)を持ち、昭和三十五年には全国学校植林コンクールで二位に入賞し、文部・農林の両大臣から表彰されている。昭和二十五年から三十六年にわたり、第一次林から四次林まで、生徒・父兄の手により造成・補植・手入れされた学校林はすくすくと成長し、学校の施設・設備の充実に活用される日も真近である。