教育福島0057号(1980年(S55)12月)-040page
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まちからむらからこんにちは
わがまちの婦人教育
保原町教育委員会
一 教育優先の町・保原
当町では、昭和三十六年に教育のめあてを設定し、生涯教育の重要性と社会に役だつ人づくりに努力してきた。新進気鋭の金子徳之介町長を筆頭に社会教育元年を唱える斎藤次男教育長、若さと情熱をモットーとする佐藤善右衛門中央公民館長が健在であり、昭和五十四年十一月には町民待望の中央公民館が新築落成して、社会教育の殿堂としての機能を発揮できることは、今後の発展が大いに期待できるものである。更に本年は地区館の大田公民館が新築に着手されている。
また、スポーツによる体力づくりに寄与するために保原中学校校庭には夜間照明灯が完成し、社会体育の推進に貢献できるようになったことも多くの人々の熱意が結集した結果である。
二 住みよい町づくりをめざす婦人教育
町民憲章の中に「楽しく働いて豊かな町をつくりましょう」とあるが、婦人教育はこの豊かな町づくりと明るい家庭づくりをめざして進められている。
(一) 婦人団体
町には五地区に婦人会、保原を除く他の四地区には農協婦人部が組織されているが、特に保原地区には商工会婦入部があり、それぞれ婦人の社会的地位の向上、会員相互の親睦を目標に活発な活動を続けている。
(二)婦人学級
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大柳部落婦人学級風景
1) 目標
家庭の主婦としての幸せを安定させ、一般教養並びに生活技術の向上を図り、明るく豊かな町づくりに努める。
2) 学級生の募集
婦人学級の募集には二つの方法をとっている。保原地区は全家庭に募集申込み用紙を配布する公募、他の四地区は婦人会の組織(班長分会長)を通じて申込み用紙を配布する方法である。申込書を提出した者には更に学習課題一覧表を渡し、○印をつけて選出するか希望する課題を記入させて提出させる。
3) 婦人学級の運営(資料1)
学級の自主的運営を図るために、運営委員会を構成するが、在籍数により六、七名から十二名で、委員長、副委員長を選出する。更に学級には係をおく。
資料1
係名 任務 委員長 学級全体を統括し、講師の接待、案内をする。 福委員長 委員長を補佐する。 班長 班の連絡に当たる。 学習係 学習に必要な資料の配布、準備をする。 出席係 出欠席の確認をする。 会場係 学習会場の準備と整理の指示点検をする。 会計係 学級の会計に当たる。 レク係 学習日に実施するレクリェションの準備や世話をする。
4) クラブ活動
婦人学級の学習日以外に学級生の希望で実施するクラブ活動として、いけ花・お茶・民謡・手芸・舞踊・囲碁・将棋・ダンス等を奨励しているが、時間的にゆとりがないのか、現在実施しているのは保原婦人学級の社交ダンスクラブの十三名だけである。
5) 学習課題実施予定表(資料2)
6) ボランティア活動
ボランティア活動としては、保原婦人学級の十一名が、家庭教育学級の幼児の世話をしている。また文化祭には役員や係員の接待を引き受けて大変喜ばれ、好評を得ている。
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