教育福島0063号(1981年(S56)08月)-037page

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一般住民を対象とする事業としては登山会、卓球大会、スキー教室などがあります。登山会などの場合は、山岳部が中心となって下調査をし、一般婦人も安心して参加できるコースを選んでいるようです。

部落球技大会

数年前から区を単位とした球技大会が行われるようになりました。私の住む小作田区でも三年前から行っています。昨年は二十六の全隣り組が参加し小・中学校の体育館と校庭でソフトボール、バレーボールの試合をしました。当区には区世帯数の約三分の一を占める新興団地がありますが、これらの人々と一緒にスポーツを楽しむことによってお互いに親しみを増し、連帯感も深まってくるように思われます。

私は、この大会を高く評価したいと思います。

地区体育祭

昨年第二十回体育祭を行いました。公民館を中心として、各区、青年会、婦人会など各種団体の共催によるものです。年々あり方を反省し、改善して参りましたので地区民の関心は高く、参加者三千人を越す地区の一大行事になりました。

諸団体の共催ですが、運営するために下働きの中心となるのは青年会であり、婦人会であります。

私たちは参加者が多いほどうれしいことですが、それと同時に地域づくりの立場から、常にその実体をみつめて素直に反省し、対処することを忘れてはいけないと考えています。

 

四 まちづくり大東地区委員会

 

四年ほど前に、市の「明るく住みよいまちづくり運動推進団体連絡協議会」の下部組織として結成されました。

各世帯の協賛を得て、各区をはじめ青年会から老人クラブにいたる四十二の各種団体が加入し、その推進を図っています。

主な事業は、愛の一声運動、御見舞の返礼廃止、親子のつどい、ノーポイ運動、小学生対象のタコ作り教室、小・中学生対象の文化財めぐりなどです。

事業によっては困難なく目的を達成できるのもありますが、大人の生活を変える新生活運動にいたっては容易なものではないと思います。

現在、当市役所に冠婚葬祭の簡素化を市民に訴える大きなたれ幕がかかっております。市内のあちこちにもこれに類する立看板があります。これを見て反対する人は少なく、多くの人は心の中でこの趣旨に賛成していると思います。しかし、よいことだからといって直ちに実行できるものではありまぜんので、今後更に努力していきたいと思います。

結 び

以上当地区におけるコミュニティづくりの一端について述べさせていただきました。

私たちは住民一人一人の考え方と実態、そしてあり方などを見きわめ、話し合いを積み重ねて一つ一つできるものから解決していきたいと思います。

(大東婦人会長 水野 かつ)

 

清掃もまちづくりの一つ

清掃もまちづくりの一つ

 

みんなで協力して

みんなで協力して

 

打ち合わせを終えて

打ち合わせを終えて

 

 

 


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