教育福島0072号(1982年(S57)07月)-041page
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ぼくの学校わたしの学校
福島市立平野小学校
(校長 遠藤勉・児童数822名)
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六年
山口美由紀
私たちは「仲よしの時間」に郷土すごろくを作って遊ぶことにしました。
前に「昔の遊び大会」をしたとき、今度自分たちで「ふるさとすごろく」を作ってみよらと話し合っていたからです。それも大きな大きなジャンボすごろくです。台紙はカーペットにきめました。
次はグループ決めです。平野地区の史跡などを十五ぐらい選んで、グループ毎にフィールドワークをして調べてくることになりました。
私は、友だち五人と医王寺に行きました。医王寺には何回か遊びに行ったことはありましたが、どんないわれのあるお寺かは、あまり知りませんでした。
医王寺には市の天然記念物の木が二本もあります。シラカシとハリモミでハリモミは「虎の尾の松」ともいわれ校歌にも歌われていますので、まず、この二本の木のことをメモしました。
それから、お寺のおばさんに中を案内していただきました。義経や弁慶に関係のあるいろいろな品物がかざられていました。その中には、県の重要文化財に指定されている笈(おい)もありました。また、義経の身代りになって戦死した大鳥城の佐藤継信・忠信のお墓や、そのおよめさんたちの人形なども飾ってありました。佐藤一族のかわいそうなお話などをたくさん聞いて歴史の勉強になりました。
あんまり、たくさんのことがわかったので、どれを中心にすごろくの絵にまとめたらよいか、迷ってしまいました。それで、お寺の絵を中心にして、まわりに文化財や天然記念物や歴史のことを大きな厚紙に書きました。よそのグループもすばらしいできばえでした。
さて、いよいよ大きなカーペットの上に位置を決め、ふり出しと上がりを決め、シャンボサイコロでグループ単位にゲームをやりました。何しろ特大すごろくなので運動にもなるし、大声でさけぶし、「三角山はヘビが出るからふり出しにもどる」なんてこともあってとてもおもしろくて、大さわぎしながら遊びました。遊びながら、平野地区のいろいろな史跡のことが、自然に勉強できました。あとで、下級生の人たちにも貸してあげました。
▼すごろく遊び
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校舎全景◆
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