教育福島0072号(1982年(S57)07月)-042page

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ぼくの学校わたしの学校

 

玉川村立須釜中学校

 

(校長 中目公男・生徒数136名)

 

三年

 

三年

 

榊枝真紀

 

わたしたちの須釜中学校は阿武隈山地の西部にあたる玉川村須釜地区の海抜三百五十五メートルの高さにあり、国道百十八号線で須賀川〜石川へそれぞれ十二キロに位置している。

西側には細長く光る阿武隈川をはさみ、はるかに那須の山脈に映る美しい夕焼けを遠望することができる。

また、福島県の文化・経済上画期的な福島空港建設地として、にわかに脚光を浴びた須賀川東地区は、わが校からわずか四キロの場所にあり、わたしたちの野外活動では、いも煮会の絶好の場所になっていた所である。

三十数年の風雪にさらされてきた木造校舎は、歩くとミシミシといら音がしたり、床などもあちこちつぎはぎがされてあり、冬などは雪が戸のすき間から吹き込んできたりもするが、先生方と生徒との心のふれ合ら最適の生活の場であり、清掃にも一段と心がこもっている。

全校生百三十六名という少人数ではあるが、それだけに中目校長先生を中心に、一つの家庭のようによくまとまり、「自立」「剛健」「友愛」の三つを目標に、学習に運動に奉仕活動にとがんばっている。

特に、あいさつのすばらしさは他校に誇れるものの一つで、心を通い合わせる大切な意志表示として全校生が真剣に取り組み、地域中に広がりをみせている。

また、部活動も盛んで、昨年は野球柔道が県南大会出場を果たし、新人戦では柔道部が石川郡で優勝し、今年に入っても、野球、排球が二、三位に入賞するなど大健闘を続けている。その他ゆとりの時間を使っての体力トレ、全校フォークダンス、勤労活動など活発である。

生徒会を中心に自分たちの力で伝統を守り、さらに明日に向かって、よりよい校風を積み上げ、この須釜中に学ぶ喜びを確かなものにしていきたいと思っている。

 

▼校内陸上競技大会開会式

みんなの学舎▼

 

みんなの学舎▼

 

 

 

 

 


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