教育福島0074号(1982年(S57)09月)-029page
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2) すこやかな心身と生活の保持の方法について、共同学習を通して理解を深め、日常の健康管理に役立てる。
(三) 研究の経過
1) 子供や婦人及び老人の健康全般を学習内容として取り上げ、住みよい社会をつくる花いっぱい運動と並行させ、地域連帯づくりを行ってきた。
2) テレビと家庭生活のかかわりについての実態調査結果を検討し、学習課題が家庭・グループ・地域社会への積み上げられるように設定し、放送利用が定着するように配慮して進めてきた。
3) 「きょうの健康」の視聴成果が、家庭生活での実践に直結するよう配慮して学習指導を進めた。
4) 具体的な学習の展開
ア 開会のあいさつ
イ 国家斉唱
ウ学級長あいさつ
エ 講師紹介
オ VTR視聴
「元気に年をとる」
カ 発表(メモによる五人)
キ 指導 社会教育主事
ク 意見発表(三人)
ケ 閉会のあいさつ
コ レクリェーション
(四) 研究の成果
1) テレビ視聴によって、会話がふえ、意見が活発になり、笑い声の出る学級となった。特に、心の通う仲間が育ってきた。
2) 講師の、学級生の気持ちを解きほぐし、意見が活発に出るようにとの配慮と指導は、学習を一層実りあるものとして、価値の高いものとなった。
(五) 今後の課題
放送を学級に取り入れることは、VTR機材の移動など大きな負担となるので、整備が必要である。また、組織的な放送利用の学習が活発に展開された反面、家庭生活の中での放送利用があまり活発でないことから、今後の指導が大切である。
三 終わりに
放送利用は、放送メディアの一方向性・一過性・定時性からの制約、番組の選択性の乏しさなど放送利用の問題点はあるが、多様な学習意欲を満たすには、最も大きな情報源である。その特性を活用して教育に利用する場合は、教育の今日的課題の解決を図る上での役割は大きい。視聴覚の教育拡充のためにも、放送利用の促進を図ることが急務である。
学習の内容・方法を改善し、地域住民の社会教育に対する要望に一層こたえたいと念ずるものである。
(町公民館係長 浪江 安)
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双葉町放送婦人学級
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渋川健康生活学級
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