教育福島0101号(1985年(S60)06月)-029page

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積極的な生徒指導をめざして

 

特集

その2・高等学校教育1

 

はじめに

 

はじめに

 

県教育委員会では、高等学校教育における生徒指導の重点として、次の四項目を掲げている。

1、教師の共通理解を深め、校内指導体制の充実改善を図る。

2、生徒理解の深化を図り、学校生活への適応を進める。

3、集団生活における規律の維持向上に努める。

4、家庭及び中学校との連携を密にし、地域ぐるみの生活指導の推進を図る。

これらの施策にのっとり、各高等学校では指導の徹底につとめているところであるが、県教育委員会では、より一層の生徒指導の改善充実をめざし、次の高等学校と地域を指定し、研究推進を図ってきた。 ()内は研究指定年度である。

○磐城高校(五八・五九)「公徳心を養い、勤労に対する理解を深めるために、勤労体験学習をどのように進めたらよいか。」

○相馬高校(五九・六十)「高校生活を充実させるためのホームルームの進め方。」

○坂下高校(五九・六十)「基本的生活習慣の確立をはかるための生活指導の探求(時間、服装、礼儀を中心として)」

○福島市(五九・六十一)−生徒指導推進地域として、学校、家庭、地域社会が一体となり、在学青少年の健全育成や望ましい地域環境づくりに取り組む。

また、次の二校は、五十八、五十九年度の二か年にわたり、文部省の指定を受け研究実践した。

○喜多方女子高校

家庭や地域との連携をはかりながら、生徒を学校生活に適応させ、学習意欲を高めるにはどのような指導をしたらよいか

○富岡高校

「栽培学習と環境美化をとおしての勤労観の育成」

それぞれの実践活動の様子をここに紹介し、各高等学校、各地区での今後の指導活動の参考に供したい。

 

公徳心を養い、勤労に対する理解を深めるために、一勤労体験を学習をどのようにすすめたらよいか

−磐城高等学校−

 

はじめに

 

本校では、昭和五十八・五十九年度の二か年にわたり勤労にかかわる体験的な学習を通しての生徒指導研究学校の指定をうけ、実践的な研究を推進してきた。

生徒のほとんどが進学を希望してい

 

 

 


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