教育福島0102号(1985年(S60)07月)-008page

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特集

 

養護教育の現況と展望

 

一緒に仲良く(交流教育)・富岡第二中学校と富岡養護学校中学部

一緒に仲良く(交流教育)・富岡第二中学校と富岡養護学校中学部

 

はじめに

 

心身に障害があるため、通常の学級における教育では、十分な教育効果が期待できず、教育上特別な配慮を必要とする児童生徒がいる。

このような児童生徒には、その心身の状態や発達段階、特性等に応じて、よりよい環境を整え、その可能性を最大限に伸ばし、可能な限り積極的に社会に参加する人間に育てる必要がある。

このための特別な教育の一分野を、我が国では特殊教育と呼び、本県では養護教育と呼んでいる。

 

具体的には、盲学校、聾学校及び養護学校並びに小・中学校の特殊学級での教育を指し、更に養護学校は、精神薄弱、肢体不自由及び病弱の三種がある。

養護教育諸学校では、小・中学校に準ずる教育を行うとともに、併せて、児童生徒が、心身の障害に基づく種々の困難を克服するために必要な知識や技能を養うことを目的にしている。

したがって、養護教育諸学校の教育課程は、各教科、道徳、特別活動のほか、養護・訓練という特別の指導領域を加えて編成され、一人一人の児童生徒の心身の状態や特性等に応じて、具体的な目標を設定し、適切な指導事項を選定して指導に当たるよう配慮がなされている。

我が国の義務教育段階の養護教育諸

 

 

 


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