教育福島0102号(1985年(S60)07月)-032page
第2回
青年教育研究協議会開催
活発に意見の交換をする委員の方々
六月七日、県庁において青年教育研究協議会が十名の委員の参加を得て行われました。
この協議会は、昭和五十八年十二月に県社会教育委員の会議で「学校教育と社会教育の振興について」の建議がなされたことにもとづき昨年度から設置されたものです。
会では今井豊蔵氏の「福島県の青年教育の歩み」の講議があり、続いて、今後の研究協議が検討されました。
なお、当協議会の委員は、今井豊蔵、丹野清栄、佐藤春男、樋口和史、渡辺幹夫、高橋健二、瓶子保典、谷口悟、鈴木研宗、鈴木英司の各氏です。
(財)県教職員互助会
県立図書館へ680冊の図書贈呈
瀬戸教育次長(右)より目録をうける鈴木図書館長
県教職員互助会では、昭和四十七年度より県立図書館に図書を寄贈し、県民の教育文化の向上と振興発展に寄与しております。
本年度も、六月十日、県立図書館館長室で贈呈式が行われ、副理事長の瀬戸清彦教育次長より鈴木寛治図書館長へ文庫図書六百八十冊が贈呈されました。贈呈された図書はすでに八千二百四冊に及んでおり、移動図書館「あづま号」に積載「側県教職員互助会文庫」として、県内各地を巡回、より広く県民に利用されております。
第三十九回「県展」授賞式
佐藤さん(工・美)に文部大臣奨励賞
第三十九回福島県総合美術展(県展)の表彰式が六月八日(土)午後一時から県文化センター小ホールで行われた。
ことしの県展には県内外から招待・公募合わせて千五十点の出品数があり、このうち県展には六百三十八点が展示され、入賞者は工芸・美術部門で佐藤達夫さんが文部大臣奨励賞を受けたのをはじめ六十五人が入賞しました。
表彰式では佐藤昌志県教育長が一人一人に賞状を手渡したあと、あいさつに立ち「出品された作品は、いずれもすばらしい出来栄えであり、日頃の精進に敬意を表します。今後も美の追求に励まれ、本県美術と文化の向上に努めてほしい」と激励しました。
主な受賞者は次のとおり
(依嘱の部は除く)
○公募作品の部
工芸美術 文部大臣奨励賞 佐藤 達夫
彫 塑 福島県美術大賞 杉内 誠
日本画 福島県美術賞 佐藤 隆
洋画 福島県美術賞 冨田 道男
洋画 福島県美術賞 村上 伸栄
彫塑 福島県美術賞 佐藤 隆男
工芸美術 福島県美術賞 片野 一
書 福島県美術賞 矢内 齊
書 福島県美術賞 菅野 桂洞
日本画代表 福島県美術奨励賞 菊田 博
洋画代表 佳作 吉田 奈緒美
書代表 青少年美術奨励賞 下間 晶子
なお、県展優秀作品は、第九回県展移動展として県内四ケ所で紹介されます。開催時期と場所は次のとおり。
〇六月二十日〜二十四日
西会津町公民館
〇六月二十七日〜三十日
矢吹町勤労者体育館
〇七月四日〜七日
大越町体育館
〇七月十一日〜十四日
小高町勤労者体育センター
青少年美術奨励賞(県教育委員会教育長賞)を受ける下間晶子さん(喜多方高)