教育福島0104号(1985年(S60)09月)-047page
ぼくの学校
わたしの学校
二本松市立第一中学校.
三年二階堂智彦
校長 武藤 長英
生徒教 859名
奉仕の精神をモットーに
城下町として栄えた二本松市。高台にそびえる霞ヶ城から少しはなれた、小高い山にそびえ立つ白亜の殿堂。これが二本松第一中学校です。昨年十一月に竣工を祝った四階建ての校舎、そして二つある体育館のおかげで私達一中生は、何不自由なく学習や運動ができきることを誇りに思っています。
我が二本松一中は、学習面でも、運動面でも、すばらしい成績をあげています。特に、男女バレー部や男子テニス部、ソフトボール部の活躍は、すばらしく、周囲から期待されています。このほかの部も活発に活動していて、四月に入ると同時に、冬場のトレーニングを終え、体育館からも、校庭からも部員たちの、活気のある声がきこえます。どの部も、地区中体連、そして更に上の大会へすすもうと、がんばっていて、その成果が、数多くの賞状やトロフィーとなり、学校に飾られています。
また、生徒会活動では、各委員会の活動を通して、よりよい学校をつくれるように努力しています。二本松一中の特色ある委員会として、JRC委員会があります。このJRCというのは、青少年赤十字という意味の略で、全校生徒がこのJRCの会員になっており、各クラス四名のJRC委員が中心となって活動をすすめています。その主な活動としては、週一回の駅清掃を実施し、一年間のうち必ず最低一人一回は参加するようになっています。また、朝の美化活動や市民プールの清掃などにもとりくんでいます。その他の活動として、ベルマーク、古切手の収集などで、奉仕の精神をモットーとしてがんばっています。
また、生徒会活動の一つとして、朝のあいさつ運動を実施しています。これは、全校生徒が、あいさつのできる人間になることを願って、はじめたものです。そのあいさつ運動と並行して行っているのが募金活動です。この募金活動は、今年卒業していった先輩がやり始めたもので、朝の登校時に、食糧危機で苦しんでいる人々を救うために、募金してもらおうというものです。私達はこれからも、あいさつ運動と並行して、定期的に募金活動をすすめていこうと思います。
さて、二本松一中を少しは理解していただけたでしょうか。私達二本松第一中学校の生徒は、自主・自律の精神で、日本一の中学校を目指して、これからもどんどん成長していこうと思っています。
校舎の全景
みんなでプールの大そうじ.