教育福島0111号(1986年(S61)06月)-036page
(五) 実践例
(単元名 いもの育ち方・四年)
(1) 地域素材の教材化の視点(じゃがいもを教材として取り上げた理由)
1) ねらいに合っている。
いもの栽培を通し、いもの成長と養分及び日光との関係をまとめていくのに適した素材である。
2) 子どもとのかかわりが深い。自分の家で栽培している素材であり、地域に適した作物でもある。
3) 子どもの共通課題になる。
種いもから子いもへ、そしてまた種いもへという生命の連続性をとらえさせる中で、でんぷんの存在とそのはたらき、及び日光の関係など様々な疑問が生まれ、解決しょうとする意欲を持たせることができる。
4) 入手しやすく観察しやすい。
栽培方法も四年生にとってさほどむずかしいことではなく、水栽培でも土植えでも可能である。また継続的に観察できる。
5) 新しい視点で他の動物の変化のきまりを見出すことができる。じゃがいもで学習したことが他に応用できる。 (葉にでんぷんができる、)とや、植物が生態系の中で生産者としての役割をもっていることの初歩的な理解など)
(2) 仮説検証の手だて(例)
1) 活動のめあての明確化について
資料5 理科学習の基本的な指導過程学ぶ喜び(充実感、満足感、成就感)