教育福島0113号(1986年(S61)08月)-031page
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二十二ページから続く
〈主なる指導内容〉
ア 安全な歩行
イ 道路の横断
ウ 乗り物の安全な利用
エ 交通安全施設や交通規則
オ 自転車の安全な利用と点検、整備
カ 交通事故防止と安全生活
4、給食指導の充実
学校給食は、児童生徒の健康の増進や体力の向上を目指すとともに、楽しい食事を通して望ましい食習慣の形成と好ましい人間関係の育成をねらいとしている。
また、楽しいふんい気の中で、児童生徒と教師が食事を共にしながら、心の触れ合いや個人理解を図るなどの全人格的陶冶を行う場であり、学校教育に果たす役割は極めて大きい。
学校給食に関する指導は、教育目標との関連を明確にし、学級指導の時間に位置づけて指導することを基盤としながら、各教科、道徳、特別活動全体との関連を密にして指導効果を高めることが大切である。
〈主なる指導内容〉
ア 昼食の場にふさわしい環境
イ 身のまわりの清潔と食事準備の安全と能率化
ウ よい食べ方で楽しい会食
エ 栄養の正しい摂取
オ 食事の後始末
カ 食後の休養
キ 楽しい食事の喜びと感謝の気持ち
11) 教職員の研修の効率的推進
社会の変化及び文化の発展に対応する教育の実現のために、ますます教職員の研修が重視されてきている今日である。
教職員の研修は、教職の専門性にかんがみ、教員自らが不断の研究と修養に努めることが基本であり、各学校における教員相互の授業の参観やそれについての討議などを通じ研鑚することが基盤であることはいうまでもないことである。
今後とも各学校においては、教職員研修の効率的な推進について大いに工夫することが必要である。
1、校内研修の活性化
校内研修とは、同じ学校に勤務する教職員が、校内の各種の組織をとおして相互に自己啓発を行い、教師としての資質を高めようとする研修である。
そこで問題となることは、次の二点であろう。
○ 校内の各種組織が本来の目的のために機能しているか。
○ 学校が教職員の相互作用により、一人一人が専門的力量を高めたり、教養を身につけたりする人間陶冶のの場となっているか。
現在学校に強く要求されていることは、全教職員の意欲的な取り組みによる校内研修の活性化である。
(1) 研修の取り組み
まず、教職員一人一人の教師としての使命感の自覚と研修に対する意欲的な取り組みが重要である。
更に、その研修を充実し、質を高め効率化するためには、共同による相互啓発が有効である。
その際、次のことに留意することが大切である。
ア、研究主題設定に当たっては、児童生徒の実態や、教師個々の抱える問題を基盤とする。
イ、研修計画については、一人一人が納得、熟知し、見通しを持って実践できるように十分話し合う。
ウ、研修の結果を実践に結びつけて活用し、満足感の味わえるものとする。
エ 研修図書、備品、資料等、研修のための条件整備に努力する。
(2) 校内研修の組織
組織については、その機能が最大限に発揮されているかどうかの見直しが必要である。
そのためには、次のことに留意することが大切である。
ア、できるだけ単純化された組織であるか。
イ、形式化していないか。
ウ、一人一人の特性を生かす組織となっているか。
エ 一人一人の役割分担が明確になっているか。
オ、全職員が参画できる組織となっているか。
カ、校内の他の組織との関連が明確になっているか。
(3) 研修の評価機能の充実
校内研修は、ともすると計画及び実践に重点がおかれ、評価がおろそかになりがちであるので、今後とも評価についての工夫を続ける必要がある。特に、校内研修の基調をなす研修意欲の醸成及び相互啓発による人間陶冶の場としての働き等からの見直しが必要であろう。
2、個人研修の充実
「常に学ぼうと努める教師の姿は、
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