教育福島0114号(1986年(S61)09月)-042page
生涯教育インフォメ−ション
青少年のよりよい自己形成をめざして
−青少年ボランティア参加促進事業−
Information
一、はじめに
いずれの時代においても、未来は正に青少年の時代です。
それは、青少年の抱く理想と人生目標への努力の積み重ねが、未来に対する無限の可能性に通じるからです。このような希望に満ちた人生の時期に、青少年が社会参加活動の意義を理解し、これに参加することによって、よりょい自己の形成を図ることは重要です。
こうした考えのもとに、県教育委員会では、昭和五十七年度に「在学青年社会参加活動事業」を県単独事業として実施し、さらに昭和五十八年度からは、文部省の補助を受け「在学青年社会参加活動育成事業」として成果を上げています。
昨年度は国際青年年でしたので、名称も「青少年ボランティア参加促進事業」と改め実施しました。本年も引きつづき、県内四地区で実施しています、
なお、この事業の全体構造図は下図のとおりです。
二、推進委員会の設置
青少年ボランティア参加促進事業を企画するにあたって、各方面の意見を積極的に反映するため、県及び実施地区に推進委員会を設置しています。
県の推進委員会は十名の委員、地区推進委員会は八名の委員で構成し一全体計画を検討したり、ボランティア養成講座の内容や実践活動の場の開発などについて検討しています。
三、ボランティア養成講座
本年度は、次の四地区において、ボランティア活動を希望する中学生・高校生・青年を対象に実施しています。
この講座では、ボランティア活動についての講義や現地研修に必要なものを準備したり、楽しいレクリェーションやキャンプファイヤーなどを行い参加者の好評を得ています。
各地区で実施された養成講座の内容は次のとおりです。
宿泊研修
県北地区(本宮町)
・ 実施期日 八月十九日〜二十一日
・ 会 場 郡山少年自然の家
・ 参加者四十名
・ 内 容 1) ボランティア活動の意義 2) 自主活動と少年団体活動
図 青少年ボランティア参加促進事業構造図